ソフトバンク 今季初の1失点負け、好投の石川援護できず 初回今宮の強攻策が裏目

[ 2021年6月12日 05:30 ]

交流戦   ソフトバンク0―1ヤクルト ( 2021年6月11日    ペイペイD )

<ソ・ヤ>9回2死、柳町の打席を見つめるソフトバンクベンチ(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクがヤクルトに0―1で敗れた。零敗は今季4度目だが、1失点での負けは初めて。連勝が3で止まり交流戦の勝ち越しがなくなった。先発の石川柊太投手(29)は8回1失点と好投したが、援護がなかった。交流戦勝率5割を確保するためには、残り2試合を連勝するしかなくなった。

 9回2死、代打・柳町がニゴロに倒れると、スコアボードには9個目の0が並んだ。

 打線は相手先発・石川の術中にハマった。降板するまで、得点圏に走者を進めたのは3回の1度だけ。直球との球速差が少なく、手元で動くカットボール、シュートに凡打が積み上がる。さらにシンカーが低めに決まり6三振中、3三振を奪われた。

 相手は昨季までに173勝を挙げているベテラン左腕。強攻策をとった初回の攻撃に疑問符が付いた。先頭の川島が中前打で出塁。ベンチは今宮に「打て」のサインを送った。しかし、結果は最悪の併殺打。続く栗原が安打を放っただけに、ショックは大きかった。前日(10日)の広島戦は違った。同じく初回、先頭が出塁。得点には至らなかったが、今宮には犠打を命じ、1点を先制する作戦をとった。広島先発はプロ未勝利の2年目左腕・玉村だったが、この日は百戦錬磨の石川。前日以上に、できれば先制しておきたい場面だった。

 工藤監督は「打たせたらダブルプレーもある。うまくやられたな」と振り返った。続けて「あと1本というところじゃないですか。そこだと思う」と打線に苦言を呈した。

 6戦ぶりの黒星を喫し、過去8度制した交流戦は5勝7敗4分け。優勝はもちろん、勝ち越しも消滅した指揮官は「まだ5割の道はある。先のことを考えるより明日のゲーム。交流戦だけがシーズンではないので我慢するところは我慢して」と淡々と締めた。「工夫が足りない」と打線に喝を入れた前日と合わせて、18イニングで1得点。交流戦16戦で3得点以下の試合が11試合を占める。決定打不足では流れに乗りきれない。

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