阪神・マルテ 涌井撃ち逆転2ラン!セ・パ首位決戦先勝 矢野監督も最敬礼「いやあ、見事」

[ 2021年6月12日 05:30 ]

交流戦   阪神3ー2楽天 ( 2021年6月11日    楽天生命パーク )

<楽・神>6回1死三塁、2ランを放つマルテ(撮影・白鳥 佳樹)
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 阪神はジェフリー・マルテ内野手(29)が1点を追う6回に左越え12号逆転2ランを放ち、楽天との「セ・パ首位決戦」の初戦を3―2で競り勝った。敗れれば交流戦の優勝が消滅した中、残り2戦に可能性をつなぐ白星。4連勝で08年以来13年ぶりとなる貯金18とし、セの首位の座をさらに固めた。

 初見参の仙台で会心の「ラパンパラ」を決めた。1―2の6回1死三塁。制球力抜群だった涌井の失投をマルテは見逃さない。初球の高めに浮いたスライダーを振り抜いた打球は美しい弧を描き、左翼席に飛び込んだ。

 「甘く来たところを一発で仕留めることができた。ラパンパラができるいいタイミングだったので、みなさんと共有できてうれしいです」

 勝負を決めた12号逆転2ラン。さっそうとダイヤモンドを一周し、一塁ベンチ前でナインとポーズを決めた。ヒーローインタビュー後にも自ら「スリー・ツー・ワン…」と音頭を取り、仙台の虎党とともに2度目の「ラパンパラ」。すっかりおなじみとなったのは、それだけ本塁打を量産している証だ。

 「セ・パ首位決戦」の第1ラウンド。勝敗を分けたのは頼れる助っ人砲の存在だった。純国産打線だった楽天に対し、マルテ、サンズの「MS砲」がそろって好調の猛虎打線。両助っ人が大山、佐藤輝を挟む形のオーダーは、敵軍には脅威でしかない。中でもマルテはここ6試合で21打数9安打3本塁打7打点の大暴れだ。

 来日3年目を迎え、チームにもすっかりなじんだ。帽子の下には虎の顔がプリントされた、ど派手なヘアバンドを愛用。決めポーズだけでなく、円陣の声出しでは「イマデショ!」など得意の?日本語を駆使して盛り上げ役を務める。主砲という位置づけではなくても、チームに欠かせぬ存在となっている。

 負ければ交流戦の優勝が消滅していた中、逆転勝ちで交流戦勝率5割以上が確定した。18年から続いた楽天戦の連敗も4でストップ。矢野監督も「いやあ、見事。やっぱりホームランって一気に流れを持ってこられるんで」と“マルちゃん”に最敬礼だった。

 札幌で日本ハムをスイープした勢いそのままに4連勝となり、貯金は18。23で終えた08年以降では最多の数まで増やした。過去の交流戦では、セの好調チームがパの壁にぶつかり調子を崩すこともよくあった。それすら突破した今年の虎の強さは、本物だ。(山添 晴治)

 《リーグ2位の勝利打点7》マルテ(神)が6回に逆転の2ラン。7度目の勝利打点は岡本和(巨)の8度に続くリーグ2番目。殊勲安打14度も岡本和の16度に次ぐリーグ2番目だ。目下打率・286、12本塁打、33打点だが、今季青柳が登板した10試合では33打数10安打の打率・303、3本塁打、8打点でアシスト。勝利打点は今回が初めてだった。

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