ソフトB・大関「今年は支配下取れる」確信の裏にあった“芯”「やってきたこと間違っていなかった」

[ 2021年6月12日 09:00 ]

ソフトバンク・大関友久
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 年明けの1月だった。育成2年目の大関友久投手(23)は「今年は支配下取れると思います」と力強く言い切った。宣言通り、5月28日に支配下登録選手契約を勝ち取った。その自信はどこから来ていたのか。

 真冬の筑後ファーム施設。トレーニングを終えた大関を直撃した。「去年は完成度が60~70%だったが、年が明けて95%になった。これは覚醒と言っていいのかな」。昨年までは指導者に言われた課題を中心に取り組んでいたが、「芯を持つようになった」とマインドチェンジ。体の使い方やフォームを一から見直し、新しい自分を見つけた。ブルペンではキャンプ前から3日で180球以上を投げ込み、「過去最高のレベルになった」と確かな手応えがあった。

 春季キャンプではA組(1軍)に入り、オープン戦に同行。「実戦経験が足りなかった」と5試合に登板し防御率10・13と洗礼を浴びたが、この悔しさがバネとなり糧となった。積み上げてきた信念は曲げず、誰もいなくなった室内練習場でフォームの確認を行う姿を何度も見てきた。ファームでは15試合で1勝1敗、防御率1・66。文句なしの結果を残し、2桁の背番号をつかみ取った。

 最速152キロの直球と多彩の変化球が武器の大型左腕は4日、阪神戦(甲子園)でプロ初登板。茨城・土浦湖北高時代は出場を果たせなかった聖地のマウンドで新背番号「42」を初披露した。2回1失点だったが、怪物新人・佐藤輝から空振り三振を奪うなど3三振。「やってきたことは間違っていなかった」と大関。人一倍強い向上心と信念を持ってスタートラインに立った。(記者コラム・福井 亮太)

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