ヤクルト・五十嵐 引退登板に大歓声 1球で打ち取り笑顔

[ 2020年10月25日 20:57 ]

セ・リーグ   ヤクルトー中日 ( 2020年10月25日    神宮 )

<ヤ・中>8回無死、4番手でマウンドに上がった五十嵐は現役最後の投球をする(撮影・沢田 明徳)
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 今季限りで引退するヤクルトの五十嵐亮太投手(41)が中日戦で昨年9月23日(巨人戦)以来の1軍マウンドに上がった。8回に4番手で登板し、1/3回を無失点で引退登板を飾った。

 五十嵐は日米通算906試合目となった登板もリリーフで登場し、最後の雄姿を見せた。0-4の8回に「五十嵐」がコールされると、球場のファンから拍手がわき起こった。マウンドに上がると青木らが駆け寄り抱擁。大歓声が降り注ぐ中、7番・シエラに初球の143キロの直球で三ゴロに打ち取った。

 交代を告げにきた高津監督と抱き合い、五十嵐は笑顔でマウンドを降り、記念球はスタンドへ放り投げた。

 五十嵐は敬愛学園高から97年のドラフト2位で入団。04年には当時の国内最速タイとなる158キロをマークするなど、剛速球で多くのファンを魅了してきた。ヤクルト、メジャー、ソフトバンクと渡り、19年からは再び古巣のヤクルトでプレーしている。

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