DeNA 2軍監督に仁志敏久氏招へい 巨人時代にGグラブ4度のOBに若手育成期待

[ 2020年10月25日 05:30 ]

来季2軍監督就任の打診を受けている仁志氏(右)と、来季の監督就任が有力視されている三浦2軍監督
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 DeNAが、球団OBの仁志敏久氏(49)に来季の2軍監督就任を打診していることが24日、関係者への取材で分かった。ラミレス監督の後任として三浦2軍監督の昇格が最有力視されている中で、若手育成の手腕に期待を寄せられている。

 1軍はラミレス監督の下で強力打線を築き上げたが、機動力や戦術面の緻密さは乏しく、1点差の試合は9勝14敗と接戦に弱かった。一方で2軍は三浦氏の指揮の下、盗塁、犠打の数はイースタン・リーグでトップ。1軍とは対照的なスタイルで優勝争いを演じている。さらなるチーム力アップに向けた大きな課題の一つは二遊間を担う選手の育成。2軍には高卒ドラフト1位の遊撃手・森がおり、巨人時代に二塁手としてゴールデングラブ賞に4度輝いた名手は適任だ。

 走攻守そろった選手として活躍した仁志氏は、07~09年に横浜(現DeNA)の一員として三浦2軍監督とともにプレー。現役引退後は侍ジャパンのコーチや同U12監督などを歴任し、指導者としての経験も積んでいる。現在は江戸川大の客員教授として「スポーツ指導者論」を担当。技術にも理論にも通じた仁志氏に、新生DeNAの底上げを託すことになりそうだ。

 ◆仁志 敏久(にし・としひさ)1971年(昭46)10月4日生まれ、茨城県出身の49歳。常総学院、早大、日本生命を経て95年ドラフト2位で巨人に入団。96年に新人王を獲得。07年に横浜(現DeNA)移籍、10年には米独立リーグでプレーし、同年6月に現役引退。通算1591安打、打率・268、154本塁打、541打点。17年の第4回WBCでは侍ジャパンの内野守備走塁コーチを務めた。今年度から江戸川大客員教授。

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