【10・26ドラフト注目】八戸学院大・大道 宝刀スライダーで今秋奪三振率、驚異の15・00

[ 2020年10月25日 05:30 ]

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八戸学院大・大道
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 今秋の八戸学院大・大道温貴投手は、北東北大学リーグで「ドクターK」ぶりを存分に見せつけた。36回を投げて60奪三振。9月12日には優勝した富士大に0―1で敗れたものの18奪三振をマークし、多和田(現西武)のリーグ記録に並んだ。奪三振率は驚異の15・00。最速150キロの速球を持つ右腕だが、最も自信があるのはスライダーだ。

 「納得できるボールを手に入れることができた」と話すウイニングショット。きっかけは、2学年先輩の高橋優貴だ。右左の違いはあるが、鋭いスライダーを武器にリーグ新の通算301奪三振を記録した。18年ドラフト1位で巨人に指名される姿を間近に見て「前評判ではなく、持っている実力こそが重要だと確信した」と、「圧倒的な実力=決め球の必要性」を痛感した。

 意識したのは、直球と同じ軌道から打者の手元で急激に変化するスライダー。ブルペンでは打者を立たせて練習した。「投げた自分が曲がったと思うスライダーは、変化が分かりやすい球。自分は分からず、打者だけが気づく変化を追求して試行錯誤した」。変化も縦と横の2種類ある。確実にアウトを取れる三振が増えたことで防御率は飛躍的に向上。今秋は0・25で、最優秀防御率賞に輝いた。

 尊敬する先輩・高橋を2つ上回る通算22勝の実績を残し、運命の日を待つ。周囲からは同じ1位候補の声が上がり、大道本人も「期待してもらっている順位で行ければ」。確かな実力が言葉に自信をみなぎらせている。(柳内 遼平)

 ◆大道 温貴(おおみち・はるき)1999年(平11)1月20日生まれ、埼玉県出身の21歳。小学2年から野球を始める。八幡木中で捕手から投手に転向し、埼玉県選抜メンバーに選出。春日部共栄では2年春からベンチ入りし、甲子園出場なし。八戸学院大では1年春からベンチ入り。北東北大学リーグ通算22勝、防御率1.75。1メートル78、83キロ。右投げ右打ち。

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