鈴木啓示氏 遥人よ「筋力で投げる投球」身につけろ!さらなる飛躍へ期待

[ 2020年10月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―1巨人 ( 2020年10月24日    東京ドーム )

<巨・神>力投する高橋(撮影・森沢裕)
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 【鈴木啓示 視点】阪神・高橋は現時点でも球界で3本の指に入る左腕だろう。直球の球威と切れという、投手にとって一番大事なものを持っている。巨人・菅野とは今季3度目の投げ合いで過去2度は敗れていた。勝率の悪い東京ドームで菅野相手に勝ち取ったこの日の勝利は、高橋本人はもちろん、チームにとっても、来季に向けた明るいニュースだ。

 高橋がさらなる飛躍を目指すには「筋力で投げる投球」を身につけてほしい。キャンプの段階で繰り返し投げ込み、走り込むことで筋肉が筋力になる。たとえて言うならマメを何度もつぶしてタコにしていくようなもの。筋力とはすなわちスタミナだ。それが身につけば簡単にへばらないし、少々のことで肉離れなどしない。逆に筋肉で投げていると肩を痛めたり、握力がなくなったり、肘を痛めたりと故障が出てくる。

 筋力を身につけるには、キャンプの体を作る段階で投げ込み、走り込む期間を2クールくらい設定しておけばいい。常に「球数を投げ込め」ということではない。特に先発ローテーション投手は試合で球数を投げるため、シーズン中はそんなに投げ込む必要はない。大事なのは仕込みの時期の投げ込み、走り込み。せっかく、いいものを持っているのだから、それを最大限に発揮してほしい。(スポニチ本紙評論家)

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