日本ハム・西川 1カ月ぶりの本塁打 前夜の走塁ミスを取り返してみせる

[ 2020年10月25日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム5―4楽天 ( 2020年10月24日    楽天生命パーク )

3回、西川が右越えに同点ソロを放つ
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 ミスをしたら、全力で取り返しに行く。ただそれだけのことだ。日本ハム・西川にはそんな気概があった。

 「いつぶりのホームランか分からないくらい、久しぶりの感触でした」。ちょっとおどけて振り返ったのは1点を追う3回だ。2死無走者。長打を狙っていい場面で、西川のバットが一閃(せん)する。内角やや低めの118キロカーブ。ライナー性の打球は、そのまま右翼スタンドへ消えていった。ちょうど1カ月前の9月24日の西武戦以来となる同点の5号ソロ。完璧な一撃で前夜の走塁ミスを取り返してみせた。

 引き分けに終わった前夜の延長10回だ。1死一塁から、近藤の中飛で一塁走者の西川が帰塁できず併殺。勝ち越し機を逸した。安打性の飛球で二塁を回っていた西川は、一塁へ戻る際に二塁ベースを踏み損なって帰塁が間に合わなかった。この走塁ミスに、栗山監督は言った。「何とか勝ちたいという気持ちが表れている。ミスを肯定しないが、ミスの出方、魂の部分が前を向いているかが凄く大事」。何とか勝ち越しの1点を――という思いから生まれた走塁ミス。魂が前を向いていたから、この日の同点弾も生まれた。

 その魂がチームに響き、逆転勝ちで連敗を3でストップ。西川の手に残る1カ月ぶりの感触は、諦めない魂の重みでもあった。(秋村 誠人)

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