広島・佐々岡監督、最下位転落も中継ぎ陣に光明「一時期より、リレーができつつある」

[ 2020年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2-2阪神 ( 2020年8月16日    京セラD )

<神・広(11)>8回1死二、三塁、逆転のチャンスも投ゴロに終わった鈴木誠(下)と佐々岡監督(中央)=撮影・平嶋理子
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 3日以来の最下位転落にも、広島・佐々岡監督は前向きに言葉をつないだ。6回2失点だった先発・遠藤の後を受けた2番手以降の3投手が4イニングを無安打無失点。試合開始前までセ・リーグワーストの防御率5・04だった中継ぎ陣が、踏ん張った。

 「中継ぎが粘り強く投げてくれたから、こういう結果になった。塹江、フランスアがしっかり終盤を投げてくれている。一時期よりピッチャーのリレーができつつある」

 7回を薮田が締めると、8回は塹江が2死一、二塁を凌いだ。抜群の安定感を見せたのはフランスア。9回をわずか11球で3者凡退に封じると、延長10回も3人で片付けた。「ストレートが良く、打者にしっかり向かっていけた」。これで、助っ人左腕は7月21日阪神戦から10試合連続無失点。反攻の布陣は整いつつある。

 ≪遠藤6回4安打2失点≫先発した遠藤は6回4安打2失点で役割を果たした。初回こそ失策がらみで2点を失ったが、2回2死二塁を凌ぐと復調。カーブ、スライダー、チェンジアップの変化球でカウントを整えると、3回からの4イニングでは一度も得点圏に走者を許さなかった。「初回は自分のリズムに持って行けなかったですが、(2回以降は)しっかりゾーンで勝負できたので、そこは合格点」。今季3勝目はならなかったが、2戦2敗だった阪神相手の粘投だった。

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