広島、最下位転落…踏ん張れ堂林!直近5試合で1安打「真のレギュラー」へ我慢のとき

[ 2020年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2-2阪神 ( 2020年8月16日    京セラD )

<神・広(11)>4回1死、右飛に倒れる堂林(撮影・平嶋 理子)
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 広島は16日の阪神戦で今季5度目の引き分けとなり、3日以来となる最下位に転落した。打線が2得点に終わり、2回以降を無失点でつないだ投手陣を援護できなかった。堂林翔太内野手(28)は、初回2死満塁で凡退するなど4打数無安打。一時打率4割超と好調だったものの、直近5試合は20打数1安打の不振に悩んでいる。堂林の今後の復調を、チーム逆襲の起爆剤として期待したい。 試合結果

 安どとため息が入り交じる複雑な引き分けだった。投手陣は、2回以降を9イニング連続無失点と我慢した。打線は、あと一本が出なかったとはいえ、終盤の8回に何とか追いついた。ただ、総力で耐えた今季5度目の引き分けも、3日以来となる最下位転落に目を背けるわけにはいかない。

 相手先発の秋山に5回4安打無失点に抑えられたのが最後まで響いた。朝山打撃コーチは「初回で崩せたら展開が変わったかもしれない。球速よりも速く感じる直球なので、どうしてもファウルになったりした」と分析。6回1得点だった前回9日に続いて捉えられなかった。

 好機で「キーマン」に打席が回るのが野球である。初回1死満塁から松山が左飛に倒れると、堂林は空振り三振と先制機を逸した。2番手・ガンケルが登板した6回には、松山の右前適時打で1点差に迫るも、堂林が遊ゴロ併殺。結果、4打数無安打に終わった堂林が、絶好調からの反動に悩んでいる。

 一時、4割超の打率でリーグトップを誇りながら、直近5試合は20打数1安打の不振に苦しむ。打率・302はまさに、踏ん張り所。朝山打撃コーチは不振脱出への策を練り、前を向く。

 「気持ちの焦りもあると思う。それでも、3割近くの打率があるわけだから自信にしてくれたらいい。広島に帰って、連日参加してくれている早出打撃などでサポートしたい」

 堂林に歩調を合わせるように、チームもここ5試合は1勝3敗1分け。逆襲には、堂林の復調が必要不可欠であることは言うまでもない。今季は、複数の打順に対応。レギュラー不在だった三塁に抜てきされて、攻守に支え続けてきた。

 以前には、佐々岡監督も「レギュラーを取るためにこの壁を打ち破ってほしい」と言及したように、チーム全体で堂林の復調を後押しする覚悟だろう。この不振を乗り越えた先には、高卒11年目の覚醒を喜ぶ日々が再び待っていると信じたい。(河合 洋介)

 ○…引き分けた広島は、今季6度の延長戦で0勝1敗5分け。特別ルールにより10回までで終了のため、ここまで両リーグ24度の延長戦(セ14、パ10)で決着がついたのは7試合だけ。昨季延長戦11勝7敗3分けでリーグトップの勝率・611だった広島も、今季の1イニング勝負に手こずっている。

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