明石商・来田　ラスト甲子園は内野安打1本　注目進路は「慎重に決めたい」

2020年甲子園高校野球交流試合   明石商3―2桐生第一 （ 2020年8月16日    甲子園 ）

＜明石商・桐生第一＞3回1死、明石商・来田は俊足を生かし二塁へ内野安打を放つ（撮影・坂田　高浩）
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　今秋ドラフト候補の明石商の来田涼斗外野手（3年）は内野安打1本でラスト甲子園を終えた。接戦での勝利に「精いっぱい戦って勝てた試合。勝ち方としては良かった」と主将として喜んだが、自身のプレーについては「納得いかない。打撃は課題しか見えない」と険しい表情に変わった。

　3回1死から二塁内野安打で出塁したが、次打者の右飛で判断を誤って帰塁できず併殺となる失態も。技巧派左腕・宮下に対応しきれなかった。1年夏から4度目の甲子園は過去とは違う無観客。「雰囲気が全然違ったけど、僕としては新鮮でした」と笑った。

　進路については「プロに行っても実力が足りない。もっと（自分を）磨きたい」といい「帰ってから監督や親と相談して慎重に決めたい」と話すにとどめた。（桜井　克也）