尽誠学園・菊地主将 走者一掃の勝ち越し打は「絶対に“チャンスで1本出してやろう”って」

[ 2020年8月17日 15:33 ]

2020年甲子園交流試合   尽誠学園8―1智弁和歌山 ( 2020年8月17日    甲子園 )

<尽誠学園・智弁和歌山>2回1死満塁、走者一掃の勝ち越し適時二塁打を放ちガッツポーズする尽誠学園・菊地(撮影・河野 光希)
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 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春センバツに出場予定だった32チームによる「2020年甲子園高校野球交流試合」最終日は17日、甲子園球場で行われた。第2試合は、尽誠学園(香川)が13安打の猛攻を見せ、8―1で智弁和歌山(和歌山)に快勝した。

 打線は、1―1の2回に1番・菊地柚主将(3年)が走者一掃となる中越え3点適時を放ち、勝ち越しに成功。その後も得点を重ね、チームは計13安打の猛攻を見せた。

 試合後、菊地主将は勝ち越し打の場面を「絶対に“チャンスで1本出してやろう”って思っていたので結果が出てとてもうれしいです」と笑顔で振り返った。

 聖地で躍動して勝利。「今ままでやってきたことが無駄じゃなかったって、この場所で分かったのでうれしいです」と喜びを表現。コロナ禍での経験を「甲子園が中止になり、心のどん底まで下がってしまったんですけど、そのおかげでメンタルも強くなったと思います」と力強く語った。

 スタンドからは、大きな声援の代わりに多くの拍手を受け取った主将。「僕たちのために支えてくれる人がたくさんいて、応援してくれる人がいるので結果で返さないといけないと思ってました」と充実した表情で締めくくった。 

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