大阪桐蔭 聖地に届いた吹奏楽部のリモート応援 東海大相模との“応援合戦”実現

[ 2020年8月17日 12:00 ]

<高校野球交流試合 大阪桐蔭・東海大相模>8回1死二、三塁、薮井(背番14)の勝ち越し2点適時打に盛り上がる大阪桐蔭ナイン(撮影・北條 貴史)
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 「2020甲子園高校野球交流試合」で17日に対戦した大阪桐蔭(大阪)対東海大相模(神奈川)の吹奏楽部がオンラインで応援合戦。リモート応援の模様がライブ配信された。2年前に開催された演奏会で共演して以来、親交ある両校吹奏楽部。甲子園での対戦が決まり、東海大相模吹奏楽部の矢島周司顧問が大阪桐蔭の梅田隆司監督に声をかけて、応援合戦が実現した。

 大東市にある大阪桐蔭では、一部生徒が17日に2学期の始業式を迎えた。3000人収容可能な「桐蔭アリーナ」の大型スクリーンを前に、吹奏楽部員が集結。「全日本吹奏楽コンクール全国大会・高校の部」に15年間で11回の出場し「金賞」を4度受賞した全国トップレベルの人呼んで“最強の吹奏楽部”。部員205人がフェイスシールドを着け、円を描くように並んで演奏した。

 試合前には春の「今ありて」、夏の「栄冠は君に輝く」の2つの大会歌でスタート。試合を観戦しながら、進行に合わせてそれぞれの攻撃中に演奏。同校応援曲「TOINコール」や、選手個々の応援曲を、学校から西へ24キロの甲子園へ向けてアルプス席に陣取っているかのように演奏した。初回、先制点が入ると「ヒットファンファーレ」。8回に藪井主将の勝ち越し打が飛び出し大盛り上がり。演奏しながら飛び跳ねて踊る女子部員も。勝利の瞬間は全員が大きな拍手を送り、校歌を斉唱。2階席では女子チアリーダー28人による応援も花を添えた。

 同校吹奏楽部部長・楠本裕俊教諭によると「三密防止のため、取材を規制させていただきました」と報道規制を敷き、生徒を感染拡大から守る措置が取られた。

 新型コロナ禍で約3カ月、部活動は禁止。6月中旬から各パートごとの練習を再開して、全体練習は7月末から。“応援合戦”の本番前は、校内で1日8~10時間の猛練習。部員の息はピッタリ。野球部員を後押しした。

 今年は新型コロナ渦で、3月にフェスティバルホールで開催を予定していた「第15回定期演奏会」が中止になるなど、年間80回ほど開催する公演は軒並み中止となった。一方で、外出自粛期間中には部員が在宅で演奏する動画「テレワーク合奏」でも話題に。星野源の「うちで踊ろう」の動画に合わせて、細分化された画面に、制服姿の部員が自宅や屋外でパートごとに演奏した。「アイラブ」「銀河鉄道999」も好評だった。

 同校吹奏楽部は05年に創部。翌06年に梅田隆司監督を迎えてから一気に全国トップレベルに駆け上がった。「全日本吹奏楽コンクール全国大会・高校の部」に15年間で11回の出場。「金賞」を4度受賞している。西日本の“最強の吹奏楽部”として知られている。オーストリア・ウィーンの「ウィーン国際青少年音楽祭」の吹奏楽部門コンクールで「第1位」を受賞するなど、欧米でも高く評価された。

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