大阪桐蔭・西谷監督 終盤の逆転劇に「粘り抜いて勝つことができました」

[ 2020年8月17日 12:16 ]

2020年甲子園交流試合最終日第1試合   大阪桐蔭4―2東海大相模 ( 2020年8月17日    甲子園 )

<高校野球交流試合 大阪桐蔭・東海大相模>5回、藤江を迎える大阪桐蔭・西谷監督(左)(撮影・後藤 大輝)
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 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春センバツに出場予定だった32チームによる「2020年甲子園高校野球交流試合」最終日は17日、甲子園球場で行われた。強豪同士が激突した第1試合は、大阪桐蔭(大阪)に終盤の逆転劇を見せ4―2で東海大相模(神奈川)に競り勝った。

 同点の8回1死二、三塁から途中出場の薮井駿之裕主将(3年)が9球粘った末に左前適時打して2点を勝ち越し。投げては、エース左腕・藤江星河(3年)、左腕・松浦慶斗(2年)のリレーで、強力打線の東海大相模を2得点に抑えた。

 試合後、西谷浩一監督(50)は「なかなか粘り強さっていうことをこのチームが発揮できなくて、特に大阪の最後の試合(大阪独自大会)を残念の形で負けて、そこから1週間、子どもたちがどのくらい気持ちをつくり直してくれるか、きょうは勝つことも大きな目標でしたけど、粘り抜いて勝つことができましたので、うちとしては本当にやりたいゲームができたと思います」とナインを称えた。薮井主将の勝ち越し打については「野球の神様が主将のところに回したような、そこでしぶとい安打を打つ。この1年間本当に苦労してチームをつくってきた主将の会心の一打だった」と振り返り、「センバツもなく夏の大会もなかったんですが、運よく最後の試合、最高の相手と最高の球場でやらせてもらえたので、ただの想い出ではなく子どもたち、スタンドの全部員が勉強になった試合で、東海大相模さんに本当に感謝しています」と話した。

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