中日・大野雄 球団初3戦連続2桁奪三振&3戦連続完投勝利 前夜の“ノーノ―”ライアン刺激

[ 2020年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   中日4―1巨人 ( 2020年8月16日    東京D )

<巨・中>歴史的完投勝利!9回2死、ウィーラーを打ち取り、ガッツポーズをする大野雄(撮影・森沢裕) 
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 中日の大野雄大投手(31)が16日の巨人戦で球団では14年ぶりの3試合連続完投勝利で3勝目を挙げた。巨人を今季最少の2安打に封じ、1失点で投げきった。さらに3試合連続2桁奪三振は球団史上初の快挙。夏場に本領を発揮し、今季初の3カード連続勝ち越しに導いた。

 ワンマンショーだった。9回2死、ウィーラーを力のない三ゴロに打ち取ると、両手を突き上げてガッツポーズ。大野雄は2安打しか許さず、最後までマウンドを守り抜いた。

 「味方が4点取ってくれたので、長い回を投げたいと思っていた。先発投手として1イニングでも多くというのはいつも思っている。それが完投となれば最高の形。最後まで投げ切れて良かった」

 初回先頭の坂本を149キロ直球で空振り三振に仕留め、波に乗った。2回に丸に同点被弾しても動じず、3~6回を1四球で抑えた。「ヒットもあまり打たれていなかったので、いけるとこまでいこう」。完投プランに狂いは生じなかった。

 7回2死三塁で迎えた中島には最速に並ぶ151キロの内角直球で詰まらせて投ゴロ。全117球のうち直球が約6割の70球を占め、10三振もすべて空振りで奪った。

 「ストレートがしっかり投げられているから、ストレートを意識してフォークとか振ってくれると思う」

 前夜15日にヤクルト・小川が成し遂げたノーヒットノーランも発奮材料にした。「初回から見ていた」とテレビ観戦。失策で背負った8回無死一、二塁を切り抜けた場面に見入った。「“やってもうた”となるところなのに、しのいだ。すげーなと思った」。同じように昨年9月に偉業を達成。あの光景を思い出して力に代えた。

 開幕投手を務めながら初勝利は7試合目。以降は3連勝で、個人的な借金を完済した。暑さが続く夏場に3試合連続完投勝利。無尽蔵のスタミナの秘けつは「涼しい部屋で思い切り寝ること」とエアコンの効いた部屋での熟睡だ。「次の試合が大事。また長いイニングを投げることができるよう準備する」。力強く真夏の大反攻を見据えた。(徳原 麗奈)

 ○…大野雄(中)が7月31日ヤクルト戦、8月7日巨人戦に続き3試合連続の完投勝利。チームでは06年佐藤充が5月25日の西武戦から6月28日のヤクルト戦にかけて、2完封を含む5試合連続で記録して以来14年ぶり。巨人戦2試合連続完投勝利は08年8月4日、同24日の山本昌以来12年ぶりだ。

 ○…3試合連続2桁奪三振も記録し、こちらはチームで初の快挙。セ・リーグで3試合以上連続2桁奪三振は、14年能見(神)の5試合を筆頭に22人で25度目。完投勝利とともにマークした連続試合数では、71年江夏豊(神)、86年槙原寛己(巨)、94年紀藤真琴(広)の各3試合に並ぶ26年ぶり4人目のセ・リーグ記録。次戦で4試合連続なら90年野茂英雄(近鉄)のプロ野球記録に並ぶ。

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