TBS「ぴったんこカン・カン」最終回は今年最高14・1%で有終の美 18年半の歴史に幕

[ 2021年9月27日 11:45 ]

TBSの安住紳一郎アナウンサー
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 TBSの安住紳一郎アナウンサー(48)が司会を務めた同局のバラエティー番組「ぴったんこカン・カン」(金曜後8・00)は24日、午後7時からの3時間スペシャルで最終回を迎え、平均世帯視聴率は14・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが27日、分かった。個人視聴率は7・9%。今年最高の世帯視聴率を記録し、有終の美で18年半の歴史に幕を閉じた。

 番組最後のあいさつ。安住アナは「本当に寂しい気持ちでいっぱいですけれども、また新しい挑戦(朝の新情報番組の総合司会)をということで、私のわがままを今回は皆さんが聞いてくださることになりました。皆さんの思いを胸に、また日々頑張りたいと思っています。またどこかでお会いできる日を楽しみにしています」とよどみなかったが、万感の思いがこみ上げ「本当にありがとうございました」と涙声で感謝した。

 最多ゲスト出演63回を誇る女優・泉ピン子(74)が登場。男性ゲスト出演回数1位の俳優・香川照之(55)と2位の俳優・大泉洋(48)がバラエティー初共演を果たした。安住アナは気心の知れた女優・米倉涼子(46)と“ラストツアー”へ。18年半の集大成となった。

 番組は、久米宏(77)が司会を務めた「ぴったしカン・カン」(1975~86年)のリメイク版として03年4月にスタート。安住アナが豪華ゲストとロケに繰り出し、ざっくばらんなトークをしながら素顔を引き出してきた。ロケ先のハプニングをクイズ問題にし“金曜夜の顔”として不動の人気を誇った。

 安住アナが10月から朝の新情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20~8・00)の総合司会(月~木曜)に決まったことが終了の大きな理由。番組関係者は「毎日早朝から仕事をするため、ロケに出る時間がなくなる。出演を続けることは不可能になった」。別の司会者による番組継続も検討されたが、最終的には終了と判断。「大物ゲストの相手をできるのも安住さんだからこそ。他に司会の適任者はいない」とした。

 後番組として、笑福亭鶴瓶(69)と今田耕司(55)が司会を務めるバラエティー「ザ・ベストワン」(金曜後8・00)が10月から放送される。

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2021年9月27日のニュース