名作ホラーの絵柄でワクチン完了バッジ

[ 2021年9月27日 09:15 ]

日野日出志さんの「怪奇!死肉の男」の1コマを使ったワクチンバッジ“秋冬バージョン”
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 新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、接種の2回完了を周囲の人に知らせるグッズも広まる中で、怪奇漫画の巨匠・日野日出志さんの名作の1コマを使った缶バッジが売れ行き好調だ。日野プロダクションによると、7月に登場した第1弾は「即完売で増産分も順調な売れ行き」といい、このたび第2弾の“秋冬バージョン”が発売された。

 バッジには「ワクチン接種済」の文字とともに、左腕をダラリと下げて右手で押さえた男が描かれている。注射後に止血している姿にも見えるが、怪奇漫画の巨匠が手掛けただけに何やら不気味な雰囲気も漂っている。

 絵柄は、1986年に発表された日野さんの「怪奇!死肉の男」の1コマ。知る人ぞ知る怪奇漫画の名作だ。善良な市民が理不尽にも“異形の存在”と化す悲哀を描く日野ワールドの王道的な作品。トラウマ必至の展開に加え、執筆当時に体調を崩した日野さんの「オレがいなくなれば家族はどうなるのか」との不安も織り込まれた。残念ながら実現には至らなかったが、米ハリウッドから映像化のオファーが届いたとの逸話もある。

 デルタ株が猛威を振るった第5波は何とか大きな峠を越えて、ピークアウトの様相を見せている。ワクチンバッジの広がりとともに、一日も早くコロナ前の日常が戻ってきてほしいものだ。(記者コラム)

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