今季の虎は9回に強いんや! 両リーグ最多47点目で執念ドロー 糸原四球→植田二盗→サンズが決めた

[ 2021年9月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-6巨人 ( 2021年9月24日    東京D )

<巨・神(20)> 9回無死一塁、代走・植田は二盗を決める(撮影・大森 寛明)
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 チーム一丸の姿勢で、また負けなかった。6回から3イニング連続で3者凡退に終わっても、今季の虎は9回に強い。同点打を放ったサンズは、真っ先にチームメートを称えた。

 「健斗(糸原)が素晴らしい仕事をして、海(植田)がすぐに得点圏まで進んでくれたんでね。少なくとも三塁に進んでもらう、あわよくば還ってきてもらう打球を打てる球を待ったのでよかった」

 制球の定まらないビエイラから糸原がストレートの四球で出塁。代走・植田が「初球からいける準備をしっかりしていました」とすぐさま二盗を成功させた。お膳立てに応える形でカウント1―1から真ん中にきた139キロスライダーを強振。中堅フェンスに直撃する二塁打で、試合を振り出しに戻した。

 2安打した11日の広島戦を最後に不振を極め、以降の8試合は29打数2安打。9月の月間打率を見ても・176と低空飛行が続く。この日の試合前練習では井上ヘッドコーチから身ぶり手ぶりで指導されており、現状打破へ懸命の日々が続く。

 「苦しんで全然貢献できてないですが、引きずってばかりもいられない。毎回切り替えて1打席1打席を大事に、何とかきょうの活躍、貢献を続けられるように」。昨季もシーズン終盤に低迷。同じ過ちを繰り返したくはない。光明となりうる一打が土壇場で飛びだした。

 これで9回の得点は今季47点目となり、12球団最多を誇る。逆転にこそ結びつかなかったが、サンズの適時打の直後には代打・島田が犠打を成功。2死三塁では坂本が四球を選ぶなど、最終盤まで諦めない姿勢を選手たちが体現した。矢野監督も最敬礼だ。

 「(島田の)バントも、球も速いから簡単なところじゃないけどしっかり決めてくれたし。(坂本も)よく気合入ってたし。全員でできたかなと思います」。チーム方針の最後まで諦めない精神が、V争いの武器となる。(阪井 日向)

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