池江璃花子「移植から今日で2年」 ヤクルト戦始球式で笑顔のノーバン投球披露「楽しく投げれた」

[ 2021年9月25日 17:32 ]

プロ野球セ・リーグ   ヤクルトー中日 ( 2021年9月25日    神宮 )

<ヤ・中>始球式を終えスタンドに手を振る池江璃花子(撮影・村上 大輔)
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 白血病から復帰して東京五輪の競泳日本代表となった池江璃花子(21=ルネサンス、日大)が25日、ヤクルト―中日戦の始球式を務めた。

 池江はミズノが作成した“オリジナルグローブ”を手に、7月4日生まれだからなのか背番号「74」が入った上下ヤクルトのユニホーム姿で登場。

 現在同じ年で学年では1つ上の村上宗隆内野手(21)からボールを直接手渡されると、マウンドから綺麗なフォームで見事なノーバウンド投球を披露し「緊張しすぎて何があったのか不安ではあるんですけど、楽しく投げられました」と笑顔。

 村上とは昨年12月に雑誌の対談企画で初対面。久々の再会、ボールを渡された村上との会話は緊張のあまり「覚えてない」と答え、始球式については「本当はストライクを狙ってました。練習ではもっと上手く出来てたんですけど…」とアスリートらしい向上心を見せた。

 さらに特別な日の“登板”とあってこの日更新した自身のツイッターには「移植から、今日で2年。この時のことを忘れちゃうくらい元気だけど、無理せずゆっくり進みます。そんな記念すべき日に始球式です!頑張ります!(原文ママ)」と治療当時の写真を掲載し、意気込みをつづっていた。

 ◇池江 璃花子(いけえ・りかこ)2000年(平12)7月4日生まれ、東京都出身の20歳。東京・淑徳巣鴨高―日大3年。16年リオデジャネイロ五輪は女子100メートルバタフライで5位。18年アジア大会6冠。19年2月に白血病を公表。闘病生活を経て20年8月に実戦復帰し、東京五輪の出場権を獲得。リレー3種目に出場するもメダルには届かなかった。1メートル71、55キロ。

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