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無念の負傷離脱も確かにつかんでいた手応え 阪神・井上広大の3年目の飛躍を願う

[ 2021年9月25日 13:11 ]

阪神・井上広大(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 阪神2軍は24日のウエスタン・リーグ、オリックス戦に勝利して18年以来3年ぶりのリーグ優勝を決めた。現場には居合わせることができなかったが、目を細めながら饒舌に話す平田2軍監督の姿が、現場取材の記者から送られてくる談話から想像できた。ある一部分を除いては。

 「井上広大の故障が一番、痛いけど」

 高卒2年目の若き大砲候補・井上は17試合連続安打と結果を残し続けていた中、20日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦で走塁中に負傷。「右足の脛骨(けいこつ)骨折」で今季絶望となった20歳は球団を通じて「打撃の状態も良かったですしそんな中でケガをしてしまいすごく悔しい気持ちです。とにかく今は1日でも早くまたグラウンドに戻れるように、しっかりと治療、リハビリに励みたい」と無念の思いを口にした。

 確かな手応えがあった。1日限定で1軍招集された8月6日のエキシビションマッチ・オリックス戦では同期の宮城から決勝打。「1年目に比べると、緊張はしているけど冷静さというのはあった。変な自信じゃないですけど…。経験とかそういうのは抜きにして、そんなに周りの人とあまり変わらないんじゃないかって」。プロ1年目の昨季は連戦続きの夏場に体重を落とし、8月の月間打率が・175、本塁打ゼロ。それでも今夏は「(体重が)落ちないです。落ちても余裕があるんで、飯食ってって感じで。2年目になっていい意味でも要領とかも覚えているんで」とあらゆる面で成長を実感していた。前述の17試合連続安打と結果も付いてきていた。

 ウエスタン・リーグ68試合で打率・267、50打点は24日時点で未だに同リーグトップ。8月を無敗で終えるなど、2軍プロ野球記録となる18連勝の原動力となっていたのは、間違いなく井上だった。今後も鳴尾浜で地道にリハビリに励む日々が続く。度重なる故障がこれ以上癖にならないことを願いつつ、確かに一度つかんだ自信を胸に、また強くなってグラウンドに帰ってくる日を待ちたいと思う。(阪井 日向)

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