聖地に響いた最後の快音 阪神・俊介が現役最終打席で中前打を放つ

[ 2021年9月25日 15:50 ]

ウエスタン・リーグ   阪神2ー2オリックス ( 2021年9月25日    甲子園 )

<ウエスタン 神・オ>延長10回無死一塁、阪神・俊介は中前打を放つ(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 今季限りでの現役引退を発表した阪神の俊介外野手(34)がウエスタン・リーグのオリックス戦に「1番・左翼」で先発出場。現役生活最後の集大成を甲子園に刻んだ。

 初回、大きな拍手に包まれて打席へ立つと、普段2軍戦では流されない応援歌が、この日は特別に場内に流された。第1打席は右腕・東と対戦し、遊ゴロ。3回無死一、三塁の第2打席では二ゴロ併殺打に打ち取られたが、その間に三走・高山が生還して先制点を奪った。

 5回1死二塁では二ゴロ、7回2死一、二塁では中飛。延長10回無死一塁で迎えた最終打席は、初球を中前へはじき返し、この日初安打をマーク。二塁を狙うも、タッチアウトとなった。それでも球場は大きな拍手に包まれ、ベンチ前では平田2軍監督に笑顔で迎えられた。守備では左翼、右翼、中堅のポジションを守った。

 ◇俊介(本名・藤川俊介=ふじかわ・しゅんすけ)1987年(昭62)8月17日生まれ、福岡県出身の34歳。広陵では1年夏、2年春に甲子園出場。近大では1年春からベンチ入りしベストナイン5回。09年ドラフト5位で阪神入り。同姓の藤川球児がいたこともあり、11年から登録名を「俊介」に変更。1メートル78、77キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2021年9月25日のニュース