偉大な先輩の背中を追って 専大松戸の新エース・鈴木良麻が誓う雪辱

[ 2021年9月25日 08:36 ]

秋季高校野球千葉県大会 2回戦   専大松戸5―6四街道 ( 2021年9月21日    柏の葉公園 )

最速143キロの直球を誇る鈴木(撮影・柳内 遼平)
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 今年の甲子園大会に春夏連続で出場した専大松戸が21日、秋季高校千葉県大会の2回戦で四街道に5―6で敗れ、来春のセンバツ大会への出場は絶望的となった。今秋ドラフト候補の深沢鳳介(3年)から背番号1を引き継いだ最速143キロ右腕・鈴木良麻(2年)は雪辱を誓った。

 千葉王者の誇りは一瞬で散った。5―0で迎えた6回。3点を奪われたところでエース右腕・鈴木がマウンドに上がったが、四街道の勢いを止めることはできなかった。

 救援した1死満塁から適時打と犠飛で逆転された。試合後、わずか2試合でセンバツ大会への道を断たれた新エースは静かに語った。

 「素直に悔しい。投手が弱いチームと言われて始まった代でした。来年の春までに自分が全部背負えるくらいの投手になりたい」

 今夏までのエース・深沢は偉大な先輩だった。世代ナンバーワンのサイド右腕は今夏、完封で専大松戸の甲子園初勝利を飾った。ベンチ入りを果たした鈴木は「あのグラウンドに行って、3年生のような努力をしないといけないとわかった」と心に刻む。

 10月11日のドラフトで指名が有力視されている最速144キロ右腕・深沢。だが、決して手の届かない存在ではない。深沢は2年秋時は最速137キロ。関東大会では高崎健康福祉大高崎(群馬)にメッタ打ちされた経験がある。その悔しさを成長につなげた。

 すでに140キロ超えの直球を武器にする鈴木は「先輩以上の努力をしたい。夏の甲子園で先輩たちの1勝を越えられるように2回、3回と勝てるような練習をしていきたいと思います」。長く厳しい専大松戸の冬が始まる。

 ◇鈴木 良麻(すずき・りょうま)2004年(平16)5月24日生まれ、千葉県柏市出身の17歳。小1で野球を始める。中学時は八千代中央シニアに所属。専大松戸では1年秋からベンチ入り。遠投100メートル。50メートル6秒2。球種は直球、スライダー、カーブ、ツーシーム、チェンジアップ。憧れの選手は専大松戸・深沢鳳介。右投げ右打ち。

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