【槙原寛己氏の目】阪神・高橋遥 稀有である低めに伸びる直球 阪神のエースになれる逸材

[ 2021年9月25日 19:19 ]

セ・リーグ   阪神3―0巨人 ( 2021年9月25日    東京D )

<巨・神21>4回1死、坂本は空振り三振に倒れる(投手・高橋)(撮影・椎名 航)
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 内角のさばきがうまい坂本があれほど体勢を崩され、尻もちを付くシーンなどめったに見られないだろう。4回1死で高橋が奪った空振り三振。内角、膝元に食い込む切れ味鋭いスライダーはググッと変化し、坂本のバットは空を切った。このスライダーとカットボール。右打者の内角、左打者の外角に投げ込み、それも徹底して低めに集めていた。

 加えて低めの直球にも抜群の伸びがある。低め直球が伸びる投手は現在の球界にも数少ない。9回にも150キロを計測。これでは巨人打線ならずとも手が付けられない。ポテンシャルの高さから考えれば、確実に阪神のエースになれる逸材だろう。9回1死満塁で丸、亀井といずれもフルカウントになっても動じなかった。優勝を争うシーズン終盤にこのような若い力が出てきたのは、阪神にとってとてつもなく大きい。

 対する菅野は本調子ではなく、甘いボールも多かった。投手戦は高橋の完勝。流れは阪神にあるが、1敗1分けとなった巨人は、きょう26日の第3戦は絶対に負けられなくなった。

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