慶大が明大とドロー ドラフト候補・正木智也は中越え三塁打で今季初打点「力まず、焦らず」

[ 2021年9月25日 13:32 ]

東京六大学野球・第2週第1日   慶大4―4明大 ( 2021年9月25日    神宮 )

<東京六大学野球 慶大・明大>初回2死三塁、先制適時三塁打を放つ慶大・正木(撮影・木村 揚輔)
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 慶大は明大と引き分けた。1点を追う8回に相手投手の暴投で同点に追いつき、堀井哲也監督は「よく追いついたのと、もう一押しが、とも言える試合だった」と振り返った。

 今秋ドラフト候補に挙がる慶大の4番・正木智也(4年・慶応)は0―0の初回2死三塁から高め直球を中越え三塁打で今季3試合目で初打点。「力まず、焦らず。春までならファウルになっていたと思う。夏の練習の成果が出た一本だった」と納得の表情を見せた。

 今春リーグ戦では4本塁打、全日本大学野球選手権でも2発を放ち、日本一に貢献した。「6本打てて、何も変えない選択肢もあったけど、まだまだ課題があったので、変える勇気を持って夏の練習に取り組んだ」。上がり過ぎていたグリップの位置を少し低くし、高めの球を確実に仕留めることをテーマに、バットを振り込んできた。この日の先制打は、ミスショットすることなく、144キロ直球を、完ぺきに捉えてみせた。

 堀井監督は「春から1ランク上を目指す姿勢を見守っていた。うまく行っていると思う」と評価した。

 ドラフト会議まで約2週間。正木は「気にならないと言えば嘘になるけど、目の前の試合にどう勝つかだけを考えていく」と表情を引き締めた。(川島 毅洋)

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