阪神・平田2軍監督の「贈る言葉」 ユニホームを脱ぐ俊介、桑原へ「将来、タイガースに帰ってきて」

[ 2021年9月25日 17:32 ]

ウエスタン・リーグ   阪神2ー2オリックス ( 2021年9月25日    甲子園 )

<ウエスタン 神・オ>引退セレモニーで阪神・平田2軍監督(右)に声をかけられる俊介
Photo By スポニチ

 阪神2軍は25日、ウエスタン・リーグのオリックス戦で2―2と引き分けた。今季限りでの現役引退を発表した俊介外野手(34)が「1番・左翼」でフル出場し、桑原謙太朗投手(35)は9回に登板。平田2軍監督はラストを飾った両選手について「やっぱり将来タイガースに帰ってきて欲しいよね」と話した。以下は平田2軍監督の一問一答。

 ――俊介は最後にヒットが出た。
 「最後に回ってくるんだもん。あそこで俊介、10回までいったら、延長になれば俊介まで回るぞってね。9回は『打つな!』って言って(笑い)。本当にね、俊介まで回ってヒット打って、こうやってたくさんのファンの方たちに温かい拍手をいただいて、最高の形でユニホーム脱げるやん」

 ――二塁を狙ってアウトになったが。
 「あれは余計なことをね(笑い)。さすが俊介だよ。最後にああいう俊介らしくていい。そういうところは意欲がまだまだあるっちゅうことよ」

 ――守備でレフト、ライト、センター全て守った。
 「やっぱりね、思い出深い甲子園で、彼は守備固めとかスタメンでも、最後はセンターというところは思ってたし、レフト、ライト、センターと全ポジションを守らせるということは僕はもう、決めてたんでね。昨日から俊介にはその話をしといたけど」

 ――桑原もラスト登板。
 「うん。今日ちょっとスピード出てたね。この前やっぱり、最後の力が出るんだな。この前の独立リーグか。やった時はスピードガンも全然、肘肩よりも心が痛いですいう話をクワ(桑原)としてたけど、今日はスピードもスライダーのキレも良かった。アレが最後のね、本当に桑原らしいピッチングだよ」

 ――2人にはどんな言葉を。
 「いやいや。これからの人生が長いんだし、やっぱりね、こうやってファンの方たちに見守られてユニホーム脱ぐことになったんで、勉強してね。やっぱり将来タイガースに帰ってきて欲しいよね。やっぱりこうやってタイガースで一緒に戦った仲間だから。そういう点では非常に。これからが勉強だもん」

 ――明日の先発は。
 「(西)純矢がね、3回くらい投げれば規定投球イニング数に達するわけよ。本当は2回1/3っていってたけど、3イニングくらい純矢にいかせる。で、佐藤蓮をつなぐんじゃないかな」


 ――まだ先になるがファーム選手権の先発は。
 「分からん、これ、ピッチャー持って行かれる可能性もあるし。今はなんとも応えようがない」

 ――優勝から一夜明け、反響はあったか。
 「いや、やっぱりねありがたいことにかなりメールが来てたな。これはこうやってマスコミの人たちが18連勝の時からいろいろ取り上げてくれたおかげで、たくさん来てたし、矢野監督からも来てたよ」

 ――矢野監督からはどんなメッセージが来たか。
 「おめでとうございます、ご苦労様ですって。これは矢野監督が俺を2軍監督に指名してくれたおかげなんで、お礼をメールで返したけどね」

 ――ファーム選手権では3年前の矢野監督に続きたい。
 「まぁ、そこはね、選手たちがフェニックスの前にまた良い緊張感の中でゲームやれるっていうところ、いいことだな」

続きを表示

2021年9月25日のニュース