オリックス あと1死の土壇場からドロー! 開幕からの1桁安打は15試合連続に更新も、打線が9回に奮起

[ 2021年4月11日 16:10 ]

パ・リーグ   オリックス4ー4日本ハム ( 2021年4月11日    京セラドーム )

<オ・日3>9回2死二、三塁、同点の適時三塁打を放ちガッツポーズを決める宗(撮影・後藤 正志)
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 オリックスが、11日の日本ハム戦で9回に追いつき、今季2度目の引き分け。借金が今季最多の「4」となる危機を回避した。

 1-4で迎えた9回、2死まで迫られたが、ここで奮起した。2死一、二塁から、代打のT―岡田が玉井から中前適時打。さらに二、三塁となり、途中出場の宗が右翼手の左を破る2点適時三塁打で同点に追いついた。

 「追い込まれていて、負けている状況だったので、何とかコンパクトに、つなごうと思っていました。コーチから“チームのために自分が何をすればいいか”と言われていて。僕だけでなくて、若手全員に言われていたので、それを念頭に、最後まで打席で考えられていました。(宮城の負けを消せたのは)良かったと思います」

 続くサヨナラの大チャンスでは安達が井口の前に遊ゴロ。チーム安打数も「9」で試合終了となり、これで開幕から15試合連続の1桁安打と、球団ワースト記録をまたも更新した。

 オリックスは初回、佐野皓の1号ソロで先制。その後は日本ハム・加藤の前に追加点を奪えなかったが、先発の宮城が奮闘した。初回に2三振を含む、3者凡退でスタートすると、4回には2安打と死球で2死満塁の危機を背負うが、樋口を見逃し三振にしとめて切り抜けた。6回までは2安打無失点の快投。だが、7回に2死一、三塁で清水に同点となる中前適時打を許すと、さらに2死一、二塁から代打の郡に適時二塁打。勝ち越しを許した。8回に登板した2番手の能見も、高浜に1号ソロを浴びるなど2失点を喫した。

 打線も投手陣を援護できず、8回1死一、二塁では、頼みの吉田正も三ゴロ併殺。このまま3連敗を喫するか、という土壇場だったが、9回に同点に追いつき、何とか黒星を消した。

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