ハマの青空は阪神・青柳の味方だ 7回無失点で2勝目「地元のファンの前で投げるのは一番幸せ」

[ 2021年4月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4ー0DeNA ( 2021年4月10日    横浜 )

<D・神>晴天の横浜スタジアムで7回無失点の好投を見せた青柳は回の合間も余裕の笑み(撮影・大森 寛明)
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 両リーグ10勝一番乗りの立役者は、間違いなくこの男だ。阪神先発・青柳が7回3安打無失点。低めでゴロを打たせるいつもの投球で相手打線を手玉に取り、2勝目を挙げた。故郷であり、敵地でもある横浜でのヒーローインタビューでは、晴れやかな表情を浮かべた。

 「地元のファンの前で投げられるのは、一番幸せだと思う。これからも横浜スタジアムでは勝てるように頑張っていきます」

 6回まで内野安打2本。1―0の7回に佐野への四球と宮崎の左前打で無死一、二塁と初めてピンチを招いた。ここで神里の犠打を梅野が好判断で三塁封殺。田中俊のゴロは自らさばき、2死一、三塁での戸柱のライナーは二塁ベース寄りに守備位置を変えていた中野が好捕してくれた。

 「調子自体は良くなかったけど、梅野さんにいろんなボールを使ってもらって。配球で抑えさせてもらった」

 ツーシーム、カットボール、シンカーなど多彩な球種を試合展開や打者の反応を見ながら駆使。バッテリーでつかんだ白星だった。

 おっとりした性格に映るが、芯は強い。エースの西勇がいる中、オフには「開幕投手を狙います」と堂々、宣言した。今年で28歳。「いつまでも西さんにおんぶにだっこの年齢じゃない」。セ・リーグで一昨年、昨年と2年連続規定投球回に到達したのは、自身と西勇、中日・大野雄の3人だけ。マイペースに見えて自信と自覚を年々、高める。もちろん慢心することもない。

 「阪神の投手陣はもともといいけど、今年は特に素晴らしい。逆に言うと、自分が1回やらかしたら、外れてしまうぐらいの危機感を持っている。そういうところが、みんなのいい結果につながっているのかなと思う」

 これで3日の中日戦から14回1/3連続で無失点。矢野監督も「こういう1点を争うしびれた試合の中で、ヤギ自身も成長できる勝ちになる」と目を細めた。“隠れエース”の安定感が、実に頼もしい。(山添 晴治)

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