0-7→8-7大逆転の7回にあえて勝ちパターン使わず 楽天石井が目指す“骨太ブルペン”

[ 2021年4月11日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天8-8ソフトバンク ( 2021年4月10日    楽天生命パーク )

<楽・ソ>6回2死一、三塁、浅村の適時二塁打で生還した辰己を迎える石井GM兼監督ら楽天首脳陣(撮影・白鳥 佳樹)
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 【追球ズーム ここにFOCUS】7点差をついに逆転し、1点リードで迎えた7回。楽天・石井監督が送ったのは大卒2年目右腕の津留崎だった。2死二塁となり、左の中村晃に対し左の渡辺佑にスイッチ。左前適時打を打たれて追い付かれた。

 結局、12年8月以来の2試合連続引き分け。9回打ち切りという特例を加味しても勝ちパターンで逃げ切りをはかる場面で本来なら牧田、酒居とつなぎ、守護神・松井へというところだが、石井監督にはある狙いがある。

 「正直、全面的に信頼して出しているわけではなくて。彼らが飛躍することがチームの底力、強いリリーフ陣の構築になってくる」

 先発がそろい、打線も好調なチームで最大の課題は救援陣。実績のない若い2投手が、王者のソフトバンク相手に1点リードの終盤のマウンドを経験した。渡辺佑には「カウント1―2から勝負する必要はなかった。次の打者は右(真砂)だが、そこでもいい」と注文も忘れず。「もう少し勉強すれば彼のこれからに役立つ。(継投が)決まったパターンしかないのはベストな選択ではない」と骨太な布陣を求めている。

 2日続けて「9月の野球」のようにベンチ総動員のソフトバンクとは対照的なベンチワーク。ルーズヴェルトゲームは完結しなかったが、敗れもせず。石井監督のタクトは「1勝」ではなく、「優勝」を指し示していた。(後藤 茂樹)

 ▼楽天・辰己(同期の小郷とアベック弾の5号ソロ含む3安打3打点)ともに頑張りたい。正直、負ける気がないのでライバルとは思ってなく、一緒にレギュラーになりたいと本気で思っています。

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