中日・木下拓が負の記録に終止符打った チーム13試合ぶりの一発 喜びのポーズ「X」「L」の意味とは

[ 2021年4月11日 17:35 ]

セ・リーグ   中日2ー1ヤクルト ( 2021年4月11日    バンテリンドームナゴヤ )

<中・ヤ>6回2死、木下拓は左越えソロホームランを放ち、カメラに向かって指をクロスさせポーズを決める(撮影・椎名 航)
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 頼れる正捕手が負の記録を止めた。中日・木下拓が1―0の6回に今季1号ソロ。3ボール1ストライクから田口のスライダーを左翼席へ運び、「フルスイングできるボールを待っていた。一発で仕留められて良かった」と胸を張った。

 チームは開幕戦でビシエドが2ランを放って以降、12試合連続ノーアーチ。さらに主砲が離脱したため「本塁打0本打線」と呼ばれていた。1956年に記録した球団ワーストの13試合にリーチがかかった試合で一発を放ち、負の記録に終止符を打った。

 木下拓は昨季、本塁打を放った際に指でローマ字の「L」ポーズをするのがお馴染みとなっていた。これは娘が小さかったため、ピースサインができないことから、やりやすいL字にしたという優しい親心から生まれたものだ。

 今季に向けて新ポーズの考案を宣言。初アーチで披露したのは両手の指で「X」を作ってからの「L」。カメラに向けて、堂々とアピールした。

 「Lより、もう1サイズ大きい幸せを」という願いを込めた「XL」ポーズといい、来年は「2XLにしようかな」と早くも来季のポーズも思案中だそうだ。

 得点力不足に悩む中、大きな一発でチームに3試合ぶりの白星をもたらし「攻撃陣が必ず来週は点を取るので、期待しててください」と宣言。頼もしさは日に日に増している。

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