男女逆転「大奥」注目の柳沢吉保役は倉科カナ「愛ゆえの憎悪 演じていて苦しく」綱吉・仲里依紗の側用人

[ 2023年1月30日 18:01 ]

“男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」の「5代・徳川綱吉×右衛門佐編」に、綱吉の側用人・柳沢吉保役で出演することが決まった倉科カナ
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 “男女逆転の大奥”を描き、インターネット上で話題を呼んでいるNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)の「5代・徳川綱吉×右衛門佐編」に、女優の倉科カナ(35)が注目の柳沢吉保役で出演することが決定し30日、発表された。

 原作は、隔月刊誌「MELODY」(白泉社)に2004年8月号から21年2月号まで連載された漫画家・よしながふみ氏の同名人気作。3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。

 過去3度、映像化。今回は家光編から物語のラスト・大政奉還まで初めて映像化される。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの森下佳子氏。主題歌はシンガー・ソングライター、幾田りらが新曲「蒲公英」(たんぽぽ)を書き下ろした。

 1月10日にスタートし、初回はプロローグとして「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」。吉宗役をモデルの冨永愛が見事に体現し、大反響。水野役をHey!Say!JUMPの中島裕翔が好演。同時・見逃し配信サービス「NHKプラス」における初回の視聴数は、同サービスで配信された同局の連続テレビ小説・大河ドラマを除く全ドラマの中で歴代最高を記録した。

 第2話(1月17日)から「3代・徳川家光×万里小路有功編」。家光役を女優の堀田真由、有功役を俳優の福士蒼汰が熱演している。

 第5話(2月7日)から「5代・徳川綱吉×右衛門佐編」に突入。綱吉役は女優の仲里依紗、大奥総取締・右衛門佐役は俳優の山本耕史。倉科は綱吉への忠誠心を誰よりも強く持つ美しき側用人・柳沢吉保役を演じる。

 祖父の影響により幼少期から時代劇ファンの倉科。「吉保の静かに蠢(うごめ)く感情、深い愛、愛ゆえの憎悪。演じていてとても苦しく、最後の最後までもやはり虚しくて。でも、その抱えているものすべてを表面に出さず、ただただ寄り添い見つめている吉保の気高い姿。表立って華やかな役柄ではないですが、是非、吉保の愛の行き着く先へも注目していただけたら、うれしいです」とアピール。原作通りなら、吉保と綱吉、吉保と右衛門佐の関係性が注目される。

 映画版(12年公開)の柳沢吉保役は女優の尾野真千子が演じた。

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2023年1月30日のニュース