古市憲寿氏 バックヤードの雪崩事故に「スキー場でのスキーとバックカントリーは全く別物…」

[ 2023年1月30日 10:34 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が30日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。長野県小谷村の栂池高原スキー場北側のコース外で外国籍の男女5人が巻き込まれた雪崩について言及した。

 県警は30日、警察官ら十数人態勢で意識不明の状態で山中に取り残された男性2人を捜索。県警によると、雪崩が起きたのは白馬乗鞍岳天狗原の東側にある標高約2100メートルの斜面で、「バックカントリー」と呼ばれるスキー場外の区域。現場付近にはスキーなどをしていた外国人13人がおり、意識不明の2人を除く11人が下山、うち1人が右肩脱臼のけがで病院に搬送された。気象庁によると、小谷村を含む長野県北部には当時、雪崩注意報が出ていた。ここ数日、降雪が多く、新雪の層が滑り落ちる現象「表層雪崩」が起きる危険性があったという。

 MCの谷原章介が「入った方がこの表層流れを誘発したのかも知れませんが、日本の方と外国の方はバックカントリーに対する認識、意識って違うんでしょうかね」と聞くと、古市氏は「世界中でバックカントリーの事故は起こっているんですけど、バックカントリーそのものが悪いわけじゃなくて、その魅力ってあると思うんですね」と言い、「ただやっぱりコース外に行くと、もはやスキー場内のスキーと全く違うもの、雪山登山、冬山登山するんだっていう意識がたぶん必要で、そのための装備だったりとか知識も必要だと思うんですね。だからスキー場でのスキーとバックカントリーは全く別物だって意識が広まることが必要かなと思います」と自身の見解を述べた。

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2023年1月30日のニュース