話題のNHK“SF時代劇”次回作は「信長のスマホ」2・7から放送 全8話

[ 2023年1月30日 17:00 ]

「信長のスマホ」(C)NHK
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 「もしも歴史上の偉人がスマホを持っていたら?」の設定と全編スマホ画面のみの演出が話題を呼んだNHKのミニドラマ、SF時代劇シリーズの次回作が30日、発表された。「光秀のスマホ」(2020年)、「土方のスマホ」(2021年)、「義経のスマホ」(2022年)に続く第4弾「信長のスマホ」は来月7日から放送される(総合、深夜0・25~0・30)。

 うつけと呼ばれた少年、織田信長がスマホを手にしたことでSNSのトレンド天下布武を志す。SNSで炎上を重ね、鬼電を繰り返すパワハラ上司となり、本能寺の変に至るまでが全8話で描かれる。スマホを介すことで見えた”新解釈”。大河ドラマ「どうする家康」の信長や話題のあの映画の信長とも全く違う、第3の信長の物語となっている。

 今作は第1弾「光秀のスマホ」と同じ世界線の物語。織田信長役(声)を島﨑信長、明智光秀役を山田孝之、羽柴秀吉役は和田正人が演じる。また、過去のスマホシリーズでメインキャストを演じた俳優も出演する。さらに、信長に天下布武の夢を抱かせるキーパーソンに実力派俳優も。その他、芸人からミュージシャンまで多彩なメンバーが戦国の重要人物たちを担う。

 今回もスマホ画面はセンターに据え置かれ、歴史がグッと身近に感じられるシナリオ。武田信玄からのクソリプや明智光秀の裏垢、比叡山炎上のネットニュース、斎藤道三のラジオ番組、力士が喧嘩バトルする動画番組など、歴史をスマホコンテンツに落とし込んだシーンが次々に。時代考証を重ねた歴史小ネタは今回も健在で、過去シリーズにはなかった新たな仕掛けが用意されている。

 なお、放送に先駆け、主人公・信長の一人称ツイッターアカウント「スマホを持っている織田信長」も開設。家臣(フォロワー)募集中となっている。

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