「どうする家康」蹴飛ばしてはいけない?ピンボケ藤吉郎にネット戦慄「目が笑って…」ムロツヨシ怪演が話題

[ 2023年1月30日 05:30 ]

大河ドラマ「どうする家康」第4話。松平元康たちの前に現れる木下藤吉郎(ムロツヨシ)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は29日、第4話が放送され、木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)役を演じる俳優のムロツヨシ(47)が初登場。その“怪演”が、いきなりインターネット上の話題を集めた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河“初出演”にして初主演となる。

 第4話は「清須でどうする!」。永禄5年(1562年)1月、松平元康(松本潤)は織田信長(岡田准一)が待つ尾張・清須城に到着。幼き頃に織田に捕らえられていた元康は、再会のあいさつ代わりに信長と相撲を取ることに。クセ者・木下藤吉郎(ムロツヨシ)や信長の妹・お市の方(北川景子)を紹介される中、信長から盟約を結ぶ代わりに、驚くべき条件を提示される。一方、駿河・駿府に残された元康の妻・瀬名(有村架純)は、今川氏真(溝端淳平)から元康と離縁して、自分に仕えろと迫られる…という展開。

 柴田勝家(吉原光夫)が「猿!」と呼ぶと、世話係の藤吉郎が「へいへい、へ~い!へいへい、へい、へい」と元康たちの前に現れ「木下藤吉郎でございます。方々から猿と呼んでまっとります。どうぞ、おめえ様方『猿と呼びつけ、存分にこき使ってくだせぇ~まし」とあいさつ。勝家が去り際、藤吉郎の尻を蹴飛ばすと「ありがとうごぜ~ます。蹴飛ばしてぇ時に蹴飛ばしていただくのも、猿めの喜びでごぜ~ますれば。どうぞ、おめえ様方も思うがままに蹴飛ばしてぇ時に蹴飛ばしたってちょ~で~まし」と元康に尻を向けた。

 その後、信長は市を娶(めと)れと元康に命令。元康が信長に「私は、臣下の礼を取りに来たのではございませぬ。織田の軍門に下ったわけでもありませぬ。むしろ、先の戦では勝っておると存じまする」と主張していると、信長の背後にはピンボケの藤吉郎の姿。不気味に笑っている。敢えて大高城を落とさなかったのは、今川義元(野村萬斎)を討ち取る罠だと元康に解説した。

 そして、家臣団を連れて元康と市の様子をのぞき見し「ほら、ほら、ほら。あそこにござる柴田様。あの方も昔からお市様にぞっこんだでのう。見てみ、ほら、あの悔しそうな、ほら、あのお顔」と冷やかし。本多忠勝(山田裕貴)は思わず「こやつを蹴りたくなる気持ちが分かってきた」とつぶやいた。

 SNS上には「ピンボケ越しで謎の狂気を感じる猿(ムロツヨシ)が凄く良かった」「ムロツヨシの秀吉は蹴った奴のことを絶対に忘れない。目が怖い」「画面の端でピンボケで映っていながらイヤな様子が分かるの、去年の(鎌倉殿の13人の)善児を思い出す」「俺様何様V6天魔王様な岡田信長様と、目が笑ってない太鼓持ちサイコパスムロ藤吉郎。また明智光秀の胃に穴が空きそうな人員が増えてしまった」「ムロツヨシの秀吉はキャスティングの段階で目が笑ってない系の闇秀吉って分かってました。予想より怖かった」などの声が続出。戦慄が走った。気安く蹴飛ばしてはいけないのかもしれない。

 放送終了後(午後9時)、「ムロツヨシ」がツイッターの世界トレンド10位、「ムロ秀吉」が15位、「ムロさん」が30位に入る反響。今後がさらに注目される。

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