川谷絵音「曲の説得力が薄れてくる」恋人に対して自分を演じてしまう理由を語る

[ 2023年1月30日 11:45 ]

川谷絵音
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 ロックバンド「ゲスの極み乙女」などのボーカル・川谷絵音(34)が、29日放送のテレビ朝日「あざとくて何が悪いの?」(日曜後11・55)に出演。自身の恋愛観を語った。

 番組では「恋人に対して自分を演じるかどうか」がトークテーマとなり、川谷は「僕は最初から演じてるテイで入っちゃう。本当が分からない。絶対これ演じてるだろうなっていうテイで、傷つく前に自分も演じる方に入る」と相手が自分に対して演じてると最初から思ってしまうとし「だから、ずっと負のループ」と苦笑い。「“ずっと好きである”と自分に演じさせて、本当に好きなのか分からなくなっていく。毎回そうなんですよね」と最後には好きの感情すらあやふやになると語った。

 すると、MCの田中みな実が「演じてない自分が分からない。誰かに対して必ず演じてませんか?“すべてさらけ出す”の中にも演じるモードって入ってる気がする」と他者に自分を見せる時は必ず演じているのではと意見した。

 ただ、川谷は「そうなのが嫌。そうだとずっと進まない。長く一緒にいれなくないですか?」と田中の意見は長続きしなくなると反論。さらに「ライブやっててMCで喋ってる時って自分だけど、自分じゃないじゃないですか。ステージ上の自分みたいな。そのまま(好きな人に対しても)いっちゃう」とステージ上の自分になりきったまま、相手と接してしまうといい「MCで言ったことと裏腹なことをできない。本音と建前みたいな話をMCでしたことがあるんですけど、その後とか本音が言えなくなりました」と回想。そして「歌詞とか自分で書いたことと違うことってなんかできない。曲の説得力が薄れてくるじゃないですか」とアーティスト・川谷絵音のままでいてしまう自分がいると悩みを明かした。

 この悩みに田中が「でも、そうじゃない瞬間もあるよっていうことでいいんじゃないですか。だって100%当てはまる事ってないじゃないですか」とバッサリ論破。思わず川谷も「そうっすね…」とうなずくしかなかった。

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2023年1月30日のニュース