伊藤英明 20年以上所属した事務所から移籍したワケ「誰かにいい影響を与えたいなと思って」

[ 2023年1月26日 17:01 ]

伊藤英明
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 俳優の伊藤英明(47)が25日放送のフジテレビ「TOKIOカケル」(水曜後11・00)にゲスト出演。20年以上所属した事務所から移籍した理由を明かした。

 「人生で一番ビビった人」の話の中で「忘れられない影響を受けた人」として2018年に亡くなった津川雅彦さんについて触れた。「津川さんは2回共演させてもらっているんですけど、2回目の時に、僕が脱サラして、実家である蔵元を継がないといけないって言って、杜氏で決まると。鬼の杜氏役が津川さんだったんですけど」としたうえで「役を通して1つのものを作り上げて、人生を反映させるのって、役者しかできないってことを教えてくれた。その役を通して、役の厚みだったり、素晴らしさだったり、俳優の凄さを教えてもらった気がして」と振り返った。

 「僕の話をよく聞いてくれた」とも。津川さんは伊藤のことを「えいめいちゃん」と呼んでいたといい、「“えいめいちゃん、話面白いね~”って。僕も話が長んで、聞いてもらえる人を探してたのかもしれないんですけど、人生でつらいこととか、嫌なこととか、逃げたいことっていっぱいある。それを自分の人生の中で起きたとして、演技することでそれができたら人を感動させることができるっていうことを津川さんが教えてくれて。ずっと心の師」と感謝した。

 「なんか今も津川さんがいた事務所に御世話になってるんですけど、誰かに影響というか、いい影響を与えたいなと思って。だからこそ、津川さんがいたグランパパに御世話になりたくて」と事務所移籍の理由を明かした。

 もともと「役者を目指していたというか、役者っていう職業があるなんてわからなかったです。ピンと来てないというか、東京出てきてからもそうだった」という伊藤。「自分が照れなく役者だ、俳優だって言えるようになったのはごく最近なんです。なんか恥ずかしかった。何も言えないのに、セリフ1つ言えないのにとか、昭和の大スター、勝(新太郎)さんとか、芸事も半端なかった。三味線だったり踊りもそうだし、飲み方、遊び方、品格、風格、それが1つでも欠けてたら俳優じゃないって思ってた、ずっと。それを考えた時に、できなくても今はそれに近づけたらいいなって(思っている)」と話した。

 伊藤は昨年、20年以上所属した事務所「Aチーム」から津川さんが所属、経営していた「グランパパプロダクション」への移籍を報告した。

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2023年1月26日のニュース