梅沢富美男 昨年他界した兄・武生さんとの思い出 明治座での公演中「劇場に兄貴を連れてきて」 

[ 2023年1月26日 15:47 ]

俳優の梅沢富美男
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 俳優の梅沢富美男(72)が26日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。昨年他界した兄で大衆演劇の俳優・梅沢武生さん(享年82)との別れについて語った。

 武生さんは昨年1月に他界。梅沢は「兄貴には本当にお世話になったというか。兄貴なくしては梅沢富美男はできなかったんですけれども」と回顧。幼少期は東北で育ったが、自身が小学生の時には「“こんなところに君を置いといてはダメだから”って親父にお願いして、“俺が引き取りますから”そう言って兄貴が僕を引き取ってくれたんですね」とも語った。

 司会の黒柳徹子が「それで舞台に出るように」と語ると、梅沢は「そうです」「兄貴がいなかったら梅沢富美男は生まれなかったと思います」と話した。

 黒柳が「去年の1月、明治座の公演中、お兄さまずっと寝たきりだったんだけれども、お兄さまに頼まれて」と話を振ると、梅沢は「本当は劇場に連れてくるのはお医者さんにもダメだって言われたんですけど、兄貴が“どうしても劇場に行きたいんだ。俺は劇場にいたいんだ”って言うんで、まあ劇場に兄貴を連れてきて」と振り返った。「もう寝たきりだったんですけれども、ちょうど劇場の公演中に亡くなりましてね。ですから、兄貴としては“役者は舞台で死にてえんだ”ってずっと言ってましたから。兄貴も本望だったんじゃないでしょうか」としみじみと話した。

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2023年1月26日のニュース