フジテレビ「忍者に結婚は難しい」視聴者の心を動かす「木10」枠

フジテレビ木10ドラマ「忍者に結婚は難しい」で夫婦役を演じる菜々緒（右）と鈴木伸之
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　菜々緒（34）が主演を務めるフジテレビ連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」は、木曜午後10時、通称「木10」枠で放送されている。前回の昨年10月期では、切ないラブストーリーが話題を呼んだ「silent」が若年層を中心に大ヒット。今作は、忍者の末裔（まつえい）同士の破綻寸前の結婚生活を描くコメディーで、作風もがらりと変化した。編成企画の高木由佳氏は「特に女性を中心に、この時間にドラマを見る人の心が動く作品を届けることがコンセプト」と放送枠の意義を強調した。

　最近では「ルパンの娘」シリーズや「知ってるワイフ」など硬軟さまざまなジャンルのドラマが制作されている。一見するとバラバラにも見えるが、高木氏は「感情が動いたり、何かしらの価値観が変わったり、驚いてもらったり。視聴者の気持ちを強く動かすことがテーマ」と説明した。「お仕事モノとか恋愛モノとかジャンルありきで考えるのではなく、気持ちを動かしてもらえる題材は何かと考えた時に、今回は夫婦生活に忍者というプラスアルファを加えることでした」と解説した。