弁護士の細野敦氏 決済代行業者が阿武町へ返金した意図「顧客情報とか特定の流れが分かってしまうのが嫌」

[ 2022年5月29日 11:08 ]

細野敦弁護士
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 弁護士の細野敦氏(58)が29日、TBS「サンデー・ジャポン」(日曜前9・54)に出演。山口県阿武町の誤入金問題で、電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕された田口翔容疑者(24)の出金先の決済代行業者3社が町に約4300万円を返還したことについてコメントした。

 決済代行業者は本来、補填する必要はないといい、その上で返還した理由については、「国税徴収法に基づいて、国民健康保険税のせいぜい数万とかですから、600万円とかあるいは4300万円差し押さえられたとしても支払う義務は数万円なので、それをあえて支払ってきたのは、やっぱり金融庁とかから、行政処分がくだるであるとか、賭博罪の関係で警察から強制捜査を受けて、顧客情報とか特定の流れが分かってしまうのが嫌だとかっていうのはあり得る」と私見を述べた。

 また、決済代行業者の今後については、「決済代行業者自体は、金融庁で銀行法などに基づいて登録している業種なので金融庁から、何か調査を受けたり、賭博罪の関係で警察から強制捜査を受けたりっていう可能性はありますけどね」と話した。

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