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宮沢氷魚 「ちむどんどん」でヒロインの幼なじみ役 「気持ちが通じ合う関係性」

[ 2022年5月29日 08:20 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」で、青柳和彦を演じる宮沢氷魚(C)NHK
Photo By 提供写真

 【牧 元一の孤人焦点】NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で、ヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)の幼なじみで新聞記者の青柳和彦を演じる俳優の宮沢氷魚(28)がインタビューに応じた。

 ──朝ドラ出演は一昨年の「エール」でロカビリー歌手の霧島アキラを演じて以来、2回目ですね。
 「『エール』の時とは違うプレッシャーを感じます。『エール』は最後の2、3週間だけだったので、最後のピースとして加わる感じ。既にチームワークが出来上がっていて、その空気に乗っかって演じれば良い感じでした。しかし、今回は何もないところから作って行く過程があって、僕自身も和彦とともに成長していかなければならないので、かなりのプレッシャーがあります」

 ──少年時代の和彦(子役の田中奏生)は繊細で面白い子という印象がありました。
 「あの年ごろの子供は、自分がこれから何をしたいのか、何をしている瞬間がいちばん楽しいのか、自分でも分からない。自分のことが分からないから、モヤモヤした感じになる。それで、他人に対して、あのようなぶっきらぼうで冷たい感じになってしまう。僕自身もそうだったので、よく理解できます」

 ──役作りは?
 「僕も不器用なところがありますが、和彦は僕以上に不器用で、鈍感なところがあります。仕事に対しては熱心で、一生懸命やるけれど、大事なことを見落としがちで、それが原因で時にトラブルを起こしてしまう。普通ならば気がつくことに気づかない。気づかないからこそ、物語が生まれる。鈍感さの振り幅が難しいので、演出の方々と相談しながら演じています」

 ──新聞記者という役柄は?
 「難しいです。僕は普段、取材を受ける側で、受ける側も大変なことが多いけれど、取材する側も、相手に興味を持っていなければ取材が成立しない。僕たちも、受ける側として、その記者が作品や役者に興味を持っている人なのかどうか、すぐに分かります。興味を持っている人であれば、こちらも自然に話したくなるし、何か伝えたいと思います。演じていて、相手から答えを引き出すことの難しさをとても感じます」

 ──暢子との再会シーンは?
 「僕がクランクインして2、3日後に撮影しました。黒島さんの雰囲気、現場の雰囲気がとても温かく、明るく楽しいシーンを撮ることができて、僕もチームの一員になれた気がしました。良いテンションで再会シーンを撮れて、その後の撮影への良い流れを作ることができました」

 ──和彦と暢子は、再会した時、どんな関係性?
 「お互いに気持ちが通じ合っていて、お互いに大事に思っているという関係性。恋愛感情というより、和彦は年上として、暢子を守ってあげたいという気持ちが強いです」

 ──黒島さんとの初共演は?
 「以前から黒島さんが出演された作品が大好きだったので、やっと共演できる喜びがありました。この作品の座長にふさわしい女優さんだと思います。自分の芝居や作品に対する思いが強く、たたずまいが堂々としていて、集中力、チームをまとめる力がある。本当に、ヒロインが黒島さんで良かったと思います」

 ──黒島さんの役者としての凄さとは?
 「朝ドラの特性の一つとして、次の週に時代が5年くらい飛ぶことがあります。登場人物はその5年で成長し、人との関係性も変化しています。僕は、描かれていない5年を探り探り演じ始めるけれど、黒島さんは確かなビジョンを持っていて、現場ですぐに調整することができる。それは、やりたくてもなかなかできないことです」

 ──暢子と黒島さんは似ている?
 「全て同じではないけれど、人としての強さ、何かに向かって一生懸命に走る姿勢に近いものを感じます。人としての基盤は近いと思います」

 ──ご自身に関する見どころは?
 「和彦は僕に近いキャラクターなので、視聴者のみなさんが和彦を見て思うことは、僕に対して思うことに直結すると思います。自分の手の届くところにいる人物を演じているので、その生っぽい感じをぜひ見ていただけると、うれしいです」

 宮沢が演じる和彦は、30日の放送から登場する。
 
 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。

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