岸谷五朗 金銭的に苦しかった、あの頃の必勝法「これ何ですか?作戦」

[ 2022年5月29日 11:06 ]

俳優の岸谷五朗
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 俳優の岸谷五朗(57)が28日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。駆け出しの頃を支えた“必勝法”を明かした。

 大学を中退し、三宅裕司が主宰する「劇団スーパー・エキセントリック・シアター」に入団。しかし当初は金銭的に苦しく、日々の食事にも困る生活だった。そんな中、生活を支えてくれたのが三宅や先輩の小倉久寛らだったという。「たくさん食べさせてもらったし、お寿司も初めてカウンターで食べさせてもらったのは三宅さん」と感謝の言葉を口にした。

 しかし食べさせてもらっていることに感謝はするが、若いだけに、食べたことのないものを食べたい欲求は抑えられない。そこで編み出したのが「これなんですか?作戦」だった。

 三宅とカウンターで寿司を食べた際「ウニとか食べたいじゃないですか。でも、ウニくださいとか言えない」と場の空気を読んだうえで「初めから聞くんですよ。“これ何の魚ですか、何ですか?”って」。すると三宅は「ハマチだよ」と一言。それに対し「ハマチですか。いいですか食べて」と会話を交わす。

 このやり取りを繰り返すうちに、場に変化が表れるようになってくる。「だんだん三宅さんも面倒くさくなる。“食ったら、分かるから”になってくる。そうしたら、だんだん高いのを」と作戦は成功。もちろん三宅も分かったうえでのやり取りと思われるが「ウニとか知っているのに“これ何ですか?”“食えよ”って」と懐かしそうに笑顔で振り返った。

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2022年5月29日のニュース