野口五郎 35年間苦しんだ歌唱イップス 60歳で突然克服できたきっかけ「ふと俯瞰で見られた」

[ 2022年5月29日 16:43 ]

野口五郎
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 歌手の野口五郎(66)が29日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。35年間も歌唱イップスと闘い続けた過去を明かした。

 この日は40年来の付き合いという、同時代を生きた歌手の岩崎宏美や女優の大竹しのぶとともに出演。「僕はここ最近、言うようになったんだけど」としたうえで、野口は「イップスが長かったの。声が出ない、思うようにコントロールできない時期が長かったから」と告白。「歌おうとすると声が出ない。(歌おうとすると)声が“あ”ってひと言出るだけ」と明かした。

 驚くべきはその期間で「35年(間)」だそうで「今はもう言っちゃうけど、60歳で治ったの。(テレビとかで)苦しかった」ともらした。

 そんな長らく苦しんだイップスを克服したきっかけは「コンサートで歌ってて、ふと俯瞰(ふかん)で見られた瞬間があって、自分と会話しているような瞬間があって。歌を歌っている最中に“前、ブレスしてないぞ、大丈夫?ブレス忘れたのか、大丈夫か?”“マジ、ブレスしないで歌っちゃったの?”“やべー”なんてしゃべってる、そんな瞬間があったんですよ」と野口。「そこから楽になった。今は楽しい。“今のために歌ってるんだ”って思って…。“あ~良かった、35年間イップスで。こんな瞬間があるんだったら、許す!”って思っちゃう、苦しんだことを」と笑顔で語った。

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2022年5月29日のニュース