テレ東・森香澄アナ 競馬予想配信の応援ソングが人気 「需要があるならありがたい」

[ 2022年1月28日 08:15 ]

テレビ東京「ウイニング競馬」のMCとして活躍する森香澄アナウンサー
Photo By 提供写真

 【牧 元一の孤人焦点】テレビ東京「ウイニング競馬」(土曜後3・00)で、森香澄アナウンサー(26)のMCが3年目に突入した。リラックスしたムードが番組の雰囲気にマッチ。YouTubeチャンネル「テレビ東京スポーツ」の競馬予想生配信で歌う応援ソングも人気だ。今後さらに飛躍しそうな森アナにオンラインで話を聞いた。

 ──この2年を振り返っていかがですか?
 「最初は競馬のことが何も分からず、出演者の皆さんやスタッフさんが話していることが暗号のように聞こえました。今は普通に会話に入っていけるので、自分でも、この2年で成長したんだな、と思います」

 ──苦労したことは?
 「コロナ禍で一時期、競馬場に行くことができず、六本木の局から中継をしていました。トラブルが起きても、競馬場内で何が起きているか、すぐに分からない中で、中継を続けるのは難しかったです」

 ──楽しかったことは?
 「競馬場に戻った時、現場の盛り上がりを伝えられることがとても楽しいと改めて思いました。改めてレースを間近で見ることができて、競馬は楽しいな、と思いました」

 ──司会者として成長したと思う部分は?
 「度胸がつきましたかね(笑)。コロナ禍で、急きょ、メインMCをやることになったり、中継の場所が局に移ったり、また競馬場に戻ったり、いろいろなハプニングがありました。それに加え、レースの発走が遅れたり、日常的なハプニングもたくさん経験したので、もう今では、何でも来い!という気持ちです。中継が始まってしまったら、なるようになると思えるようになったことが、この2年でいちばん成長したところだと思います」

 ──リラックスしたムードが土曜午後の競馬中継の雰囲気に合っていて良いと思います。
 「ありがとうございます。リラックスできるようになって来ました(笑)。最初は、10秒の中でこれを読み切らないといけない…とか、進行のことばかり考えていましたが、今は、皆さんの予想を聞いて、へえ~、そういう考え方もあるんだ!?とか思いながら、楽しみながらできていると思います」

 ──番組の魅力は?
 「ウイニング競馬の取材は、調教師の先生やジョッキーの皆さんの趣味やプライベートまで突っ込んで聞いています。競馬に興味がない方にも、興味を持っていただくきっかけをご提供できるところが、この番組の良さなのではないかと思います」

 ──YouTubeチャンネル「テレビ東京スポーツ」の予想生配信も先日の「中山金杯・京都金杯」で19万回視聴を記録するなど人気ですね。
 「放送もだいぶリラックスしているのに、配信はもっとリラックスしています(笑)。番組の楽屋でキャプテン渡辺さんたちと話していることをそのまま配信している感じなので、こんなので大丈夫なのかな?と思いながら続けていましたが、たくさんの方に見ていただいて、ありがたいです」

 ──生配信は時間が長いので大変でしょう?
 「CMやVTRがなくて、ずっと予想だけ話しているので、最初は尺が持つのかな、と心配しました。でも、キャプテンさんも虎石晃さんも競馬が大好きで、いつも競馬のことばかり考えている人たちなので、実は尺が足りないくらいです。コメントもたくさんいただくので、3~4時間はできるな、と思いながらやっています」

 ──応援ソングを歌うようになったきっかけは?
 「あれは、確か、キャプテンさんがSuperflyさんがお好きで、歌ってくれたら予想が当たりそうな気がするという一言から始まった気がします。それが毎回恒例のようになって、リクエストも募集し始めて、ありがたい限りだと思っています」

 ──先日の「残酷な天使のテーゼ」は、どこの部分を歌うのか、配信中に打ち合わせまでしていましたね。
 「もう全てを流していますね(笑)。裏も表も全て流しているという感じです」

 ──アカペラで、しかも間近でキャプテンさんと虎石さんが見ているのは歌いにくくないですか?
 「確かに、横からの視線は凄く感じますが、見ないようにして、前だけを見て歌っています(笑)。需要があるのでしたら、ありがたいので」

 ──森アナの応援ソングを聴きたくて配信を見ている人も結構いると思います。
 「本当ですか?(笑)。いや~、ありがたいです。少しでも元気を届けらていればいいな、と思います」

 ──歌うのは楽しいですか?
 「私はもともと歌が好きなので、歌っているのは楽しいですし、何回かに1回は自分の好きな曲を入れ込んで歌っているので、楽しませてもらっています」

 ──これまで歌った中でベストソングは?
 「え~、何を歌いましたかね…。でも、私は日向坂46さんが好きなので、日向坂さんの『アザトカワイイ』を、ちょっとだけ振り付けを入れながら歌ったのがいちばん楽しかったですが、もうちょっと完璧にやりたかったという思いがあります」

 ──ダンスのある曲をリクエストしてもらった方がいい?
 「あ~、まあ、確かに…(笑)。リクエストがあれば、全力で踊りながら歌います」

 ──放送と配信での今後の抱負はいかがでしょう?
 「この2年は、配信も含め、台本通りに滞りなく進めること、ミスをしないことを意識してやってきました。私自身、この4月で入社4年目になるので、そこに何かプラスしていかなければいけないと思っています。今年の目標は少し余裕を持つことで、100%ではなく、80%くらいの力で進行できるようになって、残りの20%を、何か気の利いたコメントを言うことや情報を補足することに使って行けたらいいな、と思っています」

 ──最後に番組のファンにメッセージを。
 「競馬中継を担当するアナウンサーは2年で卒業することも多かったですが、私は3年担当できることになりました。今までよりパワーアップしてお届けしたいと思っていますので、ぜひ、ご覧下さい」

 ◇森 香澄(もり・かすみ)1995年6月16日生まれ、東京都出身の26歳。東京女子大学現代教養学部卒。2019年4月、テレビ東京に入社。「THEカラオケ★バトル」「よじごじDays」などに出演。趣味は1人カラオケ、アイドルのダンスの完コピ。特技はピアノ、ダンス、作詞作曲。

 ◆牧 元一(まき・もとかず) 編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴30年以上。現在は主にテレビやラジオを担当。

続きを表示

2022年1月28日のニュース