ひろゆき氏 オミクロン株拡大防止策に疑問「制限して止められる仮説が間違っているんじゃ」

[ 2022年1月22日 12:38 ]

西村博之氏
Photo By スポニチ

 2ちゃんねる創設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏(45)が21日、MCを務めるABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)にリモートで出演し、政府の新型コロナウイルスのオミクロン株対策について私見を語った。

 21日時点で、16都県でまん延防止等重点措置を適用中。さらに8道府県が政府に適用を要請している。21日から適用された13都県は、飲食店の営業時間や酒類提供の制限が本格化した。

 オミクロン株は爆発的な感染力と弱毒性が指摘されており、欧米諸国では規制を解除する動きも出ている。ひろゆき氏は「現実的に何かしらの制限をしてオミクロンを止められるのであれば意味があるかも知れないですけど、現実問題、オミクロンを止められた国はないじゃないですか?」と疑問を口にした。

 現在、住んでいるフランスでは、学校で感染して家庭にウイルスを持ち込むケースが多いという。「そもそも、オミクロンを(行動を)制限して止められるという仮説が間違っているんじゃないか?と思うんですけど」とも指摘した。

 番組には、米国立衛生研究所・研究員の峰宗太郎氏もリモートで出演。ひろゆき氏の指摘に、「オミクロンは非常に広がりやすいので、ある程度、広がることを前提として対処しなくてはいけないということは明確であると思います」と答え、「台湾や中国の一部のように、かなり強い対策を打つことにより、デルタもオミクロンもかなり抑えられている国もあります」と説明した。

 ひろゆき氏はさらに、「飲食店を制限して何か変わるの?というのが分からないまま、飲食店制限という方向に進んでいる気がしていて」と首をかしげた。

 これに峰氏は「飲食店制限だけで感染流行を完全に抑えるのは不可能だと思う」と一部賛同。その上で、「波の大きさを小さくすることを、ヨーロッパやアメリカをあきらめるということをしているけれど、日本は波を抑えることに価値があるという考え方で進めていると思う。どこを最終的な目標にするかによって、考え方が変わるのは事実だと思います」と推測した。

続きを表示

2022年1月22日のニュース