巨人、4連勝で阪神と5差に縮める 山口6回1失点で642日ぶり日本勝利 丸が2発をプレゼント

[ 2021年6月23日 21:07 ]

セ・リーグ   巨人4―2DeNA ( 2021年6月23日    富山 )

<巨・D10>6回1死、右越えソロを放った丸を迎える巨人ナイン(撮影・島崎忠彦)
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 巨人は丸の勝ち越し2ランを含む2打席連発弾などでDeNAを下し、4月の6連勝以来今季2度目となる4連勝。貯金を今季最多タイの9とし、この日敗れた首位・阪神とのゲーム差を5に縮めた。DeNAは連夜の逆転負けで今季開幕から巨人戦10戦勝ちなしの7連敗(3分け挟む)。借金が今季最多タイの17にふくらんだ。

 巨人は0―1で迎えた2回、先頭の主砲・岡本和が16打席ぶり安打となる左翼線二塁打で出塁すると、続く坂本が2者連続となる二塁打を左中間に放って同点。3回には前夜に逆転3ランを放っている丸が今季初の2戦連発となる7号2ランを右中間スタンドに放って勝ち越した。さらに丸は6回にも今季初の1試合2発となる2打席連発の8号ソロを放って復帰後5戦4発の荒稼ぎとなった。

 投げては2年ぶりに巨人へ戻った山口が復帰戦を6回途中5安打1失点とまとめ、山口が6回に2死満塁としたピンチを2番手左腕・大江がピシャリと抑える13試合連続無失点の見事な火消しぶりでつないだ。7回には3番手・畠が連続四球と安打で無死満塁のピンチを招いたが、柴田の左前に落ちそうな打球を松原がダイビングキャッチして1死。ここから高梨、鍵谷と1イニングに3投手を投入する原監督の“執念采配”でDeNAをこの回1点に抑えて逃げ切った。

 山口の日本での勝利は2019年9月20日のDeNA戦(横浜)以来642日ぶり。メジャーからの国内復帰初戦で勝つのは2015年3月29日、ヤクルト戦の黒田博樹(広島)以来で、巨人では初となった。

 DeNAは初回に柴田が今季1号ソロを放って先制したが、先発左腕・今永が逆転を許し、6回5安打4失点。1―3で迎えた6回の1死満塁で無得点、1―4で迎えた7回の無死満塁でも併殺崩れの間に1点と打線も援護できなかった。

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