元ソフトバンク摂津氏 グラブでSDGsを推進 高校時代の対戦相手とタッグ

[ 2021年6月23日 08:45 ]

米沢谷社長(左)と元ソフトバンクの摂津正氏
Photo By スポニチ

 元ソフトバンクの摂津正氏(39)が、6月9日に東京都世田谷区にある「野球グローブ再生工房 Re―Birth 二子玉川店」を訪れた。同店を経営するグローバルポーターズ株式会社の米沢谷友広代表取締役社長と対談。両氏は同じ1982年生まれ、秋田県出身だ。2000年夏の県大会決勝では甲子園出場をかけ、対戦していた過去もある。

 「覚えてますよ。すごく珍しい名字でしたし(笑い)」。久々の再会は摂津氏のこんな一言から和やかに始まった。米沢谷社長も「摂津さんは相手チームのエースで、摂津さんを打って甲子園に行くというのがチームの目標でしたね」と笑顔で返した。当時の結果は米沢谷社長の秋田商が、摂津氏率いる秋田経法大付を破り、甲子園出場を決めている。

 そんな2人の対談は、米沢谷社長の「野球のグラブでSDGs(エスディージーズ)を推進する」という理念に、摂津氏が賛同したことがきっかけだった。蒲田店に続き、二子玉川店をオープンさせ、「野球×SDGs」活動を始めるにあたり、初代のアンバサダーに摂津氏が就任することが決まった。「こういった活動は素晴らしいことだと思いますし、ぜひ協力させて頂きたい」と話した。

 毎年流通しているグラブは約100万個といわれる。多くは上質な天然皮革だが、現状は使用後に廃棄されるケースが多い。一方で原材料費や生産国の人件費高騰による価格の上昇が起き、野球人口の減少につながっている。そこでグラブ再生技術を活かし、愛着あるグラブを修理し、SDGsの達成につなげていくことを目標に置いている。

 現役時代にはZETT社のグラブを愛用していた摂津氏。実際に同店を訪れ「(野球人口の減少に)危機感があります。野球って揃えるものが多いですよね。なかなか入り(始め)づらいスポーツなのかなとも思ってしまう。でも、こういったお店があって、リメークできたら長く使えると思う。道具には思い入れがあると思いますしね」と語った。

 今年1月には「慢性骨髄性白血病」であることを自身のインスタグラムで発表した摂津氏。現在はYouTubeも開設し、野球解説者としても幅広く活動している。摂津氏の今後に期待をするとともに、タッグを組んだ「野球グローブ再生工房 Re―Birth」の野球界への貢献からも目が離せない。(川手 達矢)

続きを表示

「始球式」特集記事

「稲葉篤紀」特集記事

2021年6月23日のニュース