オリックス執念 7投手一丸継投で24年ぶり10連勝 ブルペンデーも、先発・山岡緊急降板も乗り越えた

[ 2021年6月23日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5ー2日本ハム ( 2021年6月22日    京セラD )

<オ・日(9)>7回2死一塁、宗の適時二塁打に喜ぶオリックスナイン(撮影・奥 調)
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 耐えた。7投手の一丸継投でつかんだ24年ぶりの10連勝だった。ブルペンデーだった21日に続き、この日は想定外のブルペンデーを余儀なくされたオリックス。中嶋監督は「昨日からみんな投げてくれていますからね…。予定ではなかったですが、こういう形になった」と振り返った。

 試合は思わぬアクシデントで幕を開けた。先発・山岡の制球が定まらず、押し出し四球を含む3連続四球で先制点を献上。右腕は右肘違和感のため、自己ワーストタイの1/3回を1失点で緊急降板となった。「投手コーチたちが“もしかしたら”と言っていたので。でも駄目だったら駄目で最初から言わないと」と指揮官。単独首位に浮上した21日の楽天戦も7投手の継投で、この日は仙台から大阪の移動試合だった。しかも疲労考慮で、平野佳がベンチ外の日でもあった。8連戦3戦目で2試合連続のブルペンデー。この窮地を、救援陣が救ってみせた。

 1回1死満塁で緊急登板した山田は2回2/3を無失点。3番手・漆原も2回無失点と役割を果たした。その後も富山、K―鈴木、この日再昇格した能見、沢田とつぎ込み、ピンチの連続を耐え切った。

 ブルペンの奮闘に打線も応えた。1点を追う2回にT―岡田が8号同点弾。1―1の6回1死一、三塁では杉本が決勝2点二塁打を放った。この日から新型コロナウイルス感染拡大防止のため途絶えていた私設応援団の活動が再開されており、杉本は「応援のおかげで打てたと思う」と、こうべを垂れた。

 結束力を表現した今季のキャッチフレーズ「ガッチリMAX!」を体現する一丸姿勢でガッチリ首位を堅持。中嶋監督は「連勝と言ったけど全然そんな感じの試合ではない。ちょっと苦しい。ただ明日は明日。また新しい気持ちで向かっていきたい」と前を向いた。(湯澤 涼)

 ≪今日勝てば37年ぶり11連勝≫オリックスが6日中日戦から1分けを挟んで10連勝。オリックスの10連勝は97年5月28日~6月11日以来24年ぶり。今日も勝って11連勝とすると阪急時代の84年の13連勝以来37年ぶりとなるがどうか。また、京セラドームでは5月30日ヤクルト戦から7連勝となり、08年7月1~26日に並ぶ同球場での球団最多連勝となった。なお、チームの本拠地での最多連勝記録は阪急時代の西宮球場で68年に達成した14連勝。

 ▽1997年の主な出来事 4月に消費税が5%に引き上げられ、11月には北海道拓殖銀行、山一証券などが経営破綻。これを発端に日本は金融危機に突入した。6月には「神戸連続児童殺傷事件」で「酒鬼薔薇聖斗」を名乗る14歳少年を逮捕。また、ダイアナ元英皇太子妃は8月、滞在先のパリで交通事故のため不慮の死を遂げた。映画「もののけ姫」や「新世紀エヴァンゲリオン劇場版」がヒットし、週刊少年ジャンプで「ONE PIECE」が連載開始。サッカー日本代表がアジア第3代表決定戦でイランを下し、悲願のW杯出場を決めた。

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