超高校級の市尼崎・米山 阪神の佐藤輝をほうふつとさせる体格生かし元監督に感謝の一撃を送る

[ 2021年6月23日 05:30 ]

豪快な打撃で夏の爆発を誓う市尼崎・米山航平
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 【高校野球連載 逸材ファイル】スケールは阪神・佐藤輝明に通じるものがある。母方の親戚に阪急で254勝した梶本隆夫がいる1メートル88、95キロの米山は“本家”の1メートル87、94キロと体格的にはほぼ同じ。50メートル走も5秒9で立位体前屈80・3センチと柔軟性も高い。高校通算本塁打は「10本くらい」と謙遜するが、スイングスピードは160キロを誇り、佐藤輝を高校時代から知る阪神の熊野輝光スカウトも「重なるところがある」と認める逸材だ。

 「チームの軸として打たなければいけない。実力というより、気持ちの勝負。目標はもちろん優勝です」

 振って、振って、振りまくっている。今春は3回戦で優勝した神港学園に敗れた。「3番左翼」で出場し2安打したが1、2打席目に打てなかったことを敗因とし悔やむ。「練習より家での方が振っています」と言い入学後、破れた打撃用手袋は20組を超えた。マメすらできなくなった分厚い手も超高校級だ。

 スマートフォンには自身も含めさまざまな選手の打撃シーンを集めて保管しており、何度も見返す。6月12日に佐藤輝が楽天・田中将の内角低めスライダーを捉えた本塁打も、加えた。「軸足に体重が乗っているのに、体が後ろに流れない。理想でした」

 自身が求め、求められるのはここ一番での長打。入学時から指導を受け、今年3月に尼崎双星に異動した元監督の竹本修氏に感謝の気持ちを伝えるためにも、最後の夏に、その打棒を爆発させる。(北野 将市)

 ◇米山 航平(よねやま・こうへい)2003年(平15)12月12日生まれ、兵庫県神戸市出身の17歳。なぎさ小5年からなぎさ少年団野球部で野球を始める。渚中では軟式野球部に所属。市尼崎では1年秋からレギュラー。3年春から背番号7。1メートル88、95キロ。右投げ左打ち。

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