西武・平良、パ新記録35戦連続「ゼロ」 笑顔なきタイ記録から2日「抑えられてよかった」

[ 2021年6月23日 05:30 ]

パ・リーグ   西武2-0楽天 ( 2021年6月22日    メットライフD )

<西・楽>9回無死、帽子を飛ばしながら投げる平良は、同じ侍ジャパンの浅村を遊ゴロに打ち取る(撮影・篠原岳夫)
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 ホロ苦いタイ記録から2日。西武・平良が9回を正真正銘の「ゼロ」に封じ、35試合連続無失点のパ・リーグ新記録を樹立した。

 「点を取られそうだな、と思いながら投げていた。抑えられてよかったです」

 20日のロッテ戦は8回2死一、三塁から登板。十亀が残した走者を押し出し四球で生還させたが、記録上は「無失点」だった。この日もゼロ行進終了を覚悟するピンチを迎えた。味方の失策と茂木の中前打で2死一、三塁。だが、岡島を137キロスライダーで力ない一ゴロに仕留め「平良無双」を継続した。

 「平良は唯一無二ですね」。最大級の賛辞を贈ったのは、03年にパ・リーグ記録だった34試合連続無失点をマークした豊田投手コーチだ。「160キロを超える直球も持っていて、なおかつ変化球も非常にレベルが高い。往年の投手をイメージするというより、また新しいスターが生まれたんじゃないか」。通算157セーブを誇る守護神だった同コーチは、愛弟子を褒めちぎった。

 2人の出会いは19年秋。同年1軍デビューした平良は、26試合で防御率3・38。高卒2年目としては上出来だったが、就任直後の豊田コーチは「チェンジアップが直球の腕の振りと違う」と高いレベルを求めた。手取り足取り教えることはなく「自分で突き詰めてものにしていった」と回想。今でも「“こんなことをしたら体調崩れるよ”程度の小言くらい。栄養管理もしっかりできる」と絶大な信頼を寄せている。

 今季9試合目で楽天戦初勝利。勝率5割復帰でじわりと4位に浮上。大団円の中心で、この日も平良がはにかんでいた。(花里 雄太)

 ≪プロ野球記録は球児の「38」≫平良(西)が35試合連続で無失点。連続無失点のプロ野球記録は、06年藤川(神)の38試合だが、03年豊田(西)、14年比嘉(オ)の34試合を抜くパ新記録になった。また、開幕からの最多連続イニング無失点は、39年高橋(阪急)の38回1/3。平良はこの日で34回とし、タイ記録まで4回1/3に迫った。

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