ブルージェイズ・ゲレロ 史上最年少3冠視野22歳 MVP争う大谷と世紀の勝負期待

[ 2021年6月22日 02:30 ]

<オリオールズ・ブルージェイズ>試合に勝利しチームメイトとハイタッチするゲレロ(中央)(AP)
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 現在の大リーグは、「2世黄金時代」と呼ばれる。ナ・リーグ本塁打トップのタティス(パドレス)と並ぶ、その筆頭格がゲレロだ。父はエクスポズ、エンゼルスなどで活躍した殿堂入り外野手。通算449本塁打のパワフルな打撃とともに、右翼からの鉄砲肩は当時、「イチローと双璧」と称された。

 息子は17歳でブルージェイズと契約し、19年に20歳でメジャーデビュー。今季23本塁打、59打点はリーグ1位(本塁打はタイ)、打率・337は2位につけ、3冠王を狙う。躍進の要因は、栄養学に詳しい個人トレーナーとオフに生活改善に取り組んだこと。早めの夕食でアルコールはなし、たくさんの野菜と体に良い脂肪を取るなど工夫して19キロの減量に成功した。登録は113キロだが、体の柔軟性と俊敏性が増した。

 父は悪球打ちの名人でも有名だった。しかし、息子は打席内で辛抱強く、アプローチは対照的。ボール球にバットを出す確率は24%で、大谷の33%を下回る。高打率も残せるから3冠王を狙える。

 大谷との対決は、今季最大のトピック。前回19年に決勝で敗れた球宴前日の本塁打競争出場については「まだ決めていないが、今はNOよりはYESに近い」と前向きで、MVPレースも両者の争いとみられている。ゲレロが22歳で3冠王を獲得すれば、1909年のタイ・カッブに並ぶ史上最年少。その前に立ちはだかるのが、1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」を狙う二刀流の大谷だ。まさに「世紀の戦い」を全米中が注目している。

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