エンゼルス・大谷 父の日への思いは「特にない」“塩対応”も彼らしい

[ 2021年6月22日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス3-5タイガース ( 2021年6月20日    アナハイム )

<エンゼルス・タイガース>3回、青バットで空振り三振に倒れる大谷(AP)
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 【Hero's File】メジャー4年目で初めての「父の日弾」だった。エンゼルス・大谷はこの日、バットだけでなく、水色のスパイク、打撃用手袋、肘当てなどを着用した。父・徹さんは三菱重工横浜で野手としてプレー。野球を始めた小学2年の時から、全力疾走や、逆方向に鋭い打球を打つことを叩き込まれた。

 不思議な導きか、父の“記念日”は好成績だ。日本ハム時代の16年、徹さんの54歳の誕生日だった5月17日のソフトバンク戦。5戦連発の一発を放った。同年の父の日の中日戦は、8回無失点&1安打1打点の「リアル二刀流」で勝利。今季も日本時間の徹さんの59歳の誕生日は、レッドソックス戦で自身初の逆転V弾を放った。

 ただ、父の日への思いを改めて問われると「特にそれで変えることはない。毎日同じようにゲームに入って、毎日同じように打席に向かっていけたらいいかなと思います」と素っ気ない。水色のバットに執着しなかったところも含めた“ツンデレ”が、また大谷らしかった。(MLB担当・柳原 直之)

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